37.絵本の中の大冒険

 魔法少女ゆいちゃん 37.絵本の中の大冒険

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  • R-18 TF 衣類化 パンツ化 羽根ッ娘 全裸



 ゆいちゃんは何かを作っていました。
「よーしできた! ゆいの絵本だー!」
 そう言ってゆいちゃんはご機嫌にしているものの、表紙から中身まで全部真っ白です。
「さーてどんな物語ができるかな!? ゆい、楽しみだなー!」
 その後ゆいちゃんはぶつぶつと何かをつぶやいていました。
 凄まじい勢いでドス黒いオーラを本に込めながら……。
「もうみい子ちゃんにも負けないもんねー! 今までの屈辱、絶対晴らすもんね☆」
 ゆいちゃんは「にぱあ」と笑って言いました。

「みーうちゃん♪ あっそぼー☆」
「ゆいちゃん!? 何しに来たの……?」
「だからー、言った通りだよ☆ あーそぼっ」
 放課後、みうちゃんの教室まで出向いて来たゆいちゃん。
 今日のゆいちゃんは「にぱあ」と満面の笑顔で、何だかいつもと様子が違います。
「みう、これから未来ちゃんと委員会のお仕事なんだけど……」
「うん、だから戦いに付き合わせるなら終わってからにしてくれない?」
「そういう事だからー、じゃあね……」
「みうちゃんとにゃんにゃんするんだから、邪魔しないでよ!?」
「み、未来ちゃん……;」
 みうちゃん達はそう言って、ゆいちゃんを振り切ろうとしますが……。
「あ、そうー。じゃあゆい、勝手に一方的に遊ぶもんねー」
 ゆいちゃんはそう言い出すと、昨日作った表紙が真っ白な本を取り出します。
「ゆいの物語作りに協力してね☆」
 ゆいちゃんが本の最初のページを開くと……。
「え……うわーーーっ!」
「みうちゃーーーん!」
 何と2人共、あっと言う間に本の中へ吸い込まれてしまったのです。

「ゆーいちゃん♪」
「みい子ちゃん、待ってたよ☆」
「あれ、今日は逃げないんだー? 何だかちょっと拍子抜けねー」
「うん、本だけに表紙抜けなんだよねー、あははー」
「表紙抜け、なの?」
「うん、そうだよー。多分見てたよね!? この本の中にみうちゃん達、閉じ込めたから! ヘタにゆいを倒すと、もう二度と戻せなくなるかもよ!?」
「なるほどねー、みう達を本の中に閉じ込めて人質にするって事ねー?」
「みい子ちゃんはどうする!? 希望であればゆいの物語作りに協力させてあげるよ☆」
「大事な妹を助けるに決まってるもの! みい子、中へ飛び込むよ」
 みい子ちゃんは自ら、ゆいちゃんの本の中へ入り込んで行きました。
「やっぱりみい子ちゃんなら行くと思ったよ☆ でもこれで皆を本に閉じ込めてしまえば……もう二度と皆戻らない! ゆい、あったまいいー☆」
 強大な魔力で作られたゆいちゃんの絵本は、みい子ちゃんの魔法でも2人を外へ引きずり出せません。
 みい子ちゃん自身は魔力の強さで、恐らくその事を分かっていたのでしょう。
 その後ゆいちゃんの本の表紙には、みうちゃん達の絵が現れて「みうちゃんの大冒険」とタイトルが浮かびました。

「ここがゆいちゃんの絵本の中なのね? って何でみい子、裸なのー!?」
 絵本の中へ来てそうそう、みい子ちゃんは何故か全裸状態でした。
「おねえちゃん!」
「みい子さん……やっぱりみい子さんも全裸なんだ」
「みうと未来ちゃん。な、何だか恥ずかしいねー……(///」
 先に入り込んでいた2人も全裸だったのです。
「ステッキも無いし、強力な魔法も使えないみたい。頼れるのはおねえちゃんだけかも……」
「私は元々エムピ星出身だから、ステッキが無くても未来予知はできるけど。でも時間停止や時間逆行はここでは無意味そうね」
 ここで時間逆行をしても「この世界」での時間逆行となってしまうのです。
 なので本の中の別世界である以上、時間逆行で元通りと言う訳にもいかないようです。
「みうもみうっち補正があるけど、ステッキが無いと強い魔法は出ないや……でもおねえちゃんなら」
 みい子ちゃんはステッキ無しでも、強大な魔法を普通に使えちゃいます。
 変身とステッキ併用の魔法となると、もはや最強としか言いようがありません。
 今回はステッキが手元に無いので変身できず、ある程度使える魔法も限られてしまいそうです。
「みい子もステッキ無しだと、どれくらいまで魔法が使えるんだろ?」
「えーと、ちょっとこの世界がどうなってるのか……私の未来予知で見てみるね」
 未来ちゃんは未来予知を使いました。

「いくつかの情報が分かったよ。どうやらゆいちゃん、私達以外の女の子もここへ連れ込んだみたい」
「え、そうなの?」
「それでここはゆいちゃんの作った絵本の世界。物語をどう作るかは私達の行動次第。最終的な目標はハッピーエンドを迎えれば……本の世界から出られるのかも」
「なるほど、そうなんだー」
「衣類や装備品は適当な女の子を物に変えて調達……しか、方法が無いみたい」
「え、人間の女の子を物に変えちゃうの……?」
「それって何だか、やる事がゆいちゃんと同じっぽいよねー?」
「ゆいちゃんはきっと、意図的にそういう状況を作り出したのかもしれない。全裸のままで良いか、女の子を変化させてでも衣類などの調達を選ばせるか」
「みうはどうしたい……?」
「うーん……女の子を物に変えるのは気が引けるけど、でも服や武器は必要だよね……」
「皆を助ける為、と思ってこの世界で一時的にならば仕方ないかもしれないね」
「それにおねえちゃん。みう、早く服をどうにかしないと何だか嫌な予感が……」
「大丈夫だよみうちゃん。決して私、理性を外して襲うだなんて事、しないからねー……うん、しないからねー」
 そう言いながらも、さっきから未来ちゃんは息遣いを荒くして、股間を湿らせているようでした。
「うん、みうの為……いや、みい子達の為にも服はどうにかしようかー」
 みい子ちゃんはどうやら妹の身の危険を感じたようで、即決したようです。

「あ、裸の女の子が1人居るよ?」
「ちょっと気が引けるけど……ごめんなさい!」
 みい子ちゃんは女の子に向かって魔法を使い、ワンピース型の服に変化させました。
(え、何が起こったんですか!?)
「ごめんね……あなた、ゆいちゃんって子にここへ連れて来られたんだよね? 皆を元の世界へ戻す為なの。一時的にだけど、みう達に協力して欲しいの……」
(何だか良く分からないですけど……悪い人達、ではないの?)
「うん、みう達はまず服と武器を調達しなくちゃならないんだ。だからこの世界に居る間だけ、服にしちゃって申し訳ないけど……ちょっと我慢して欲しいんだ」
(えーと……私達を助けてくれるならば。分かりました)
 どうやら聞き分けの良い女の子だったようで、みうちゃん達も安心しました。
「一旦ワンピースにしておけば、身体全体隠せるからねー。じゃあまずはみうが着てねー」
「えー、みうちゃんもまだ裸のままで良かったのになー。私が先に着ても」
 未来ちゃんは何だか、みうちゃんの全裸を拝めなくなるのが名残惜しそうです。
「みーくちゃん♪ いっくら未来ちゃんでも、あまりみうにイタズラが過ぎると、消すよ?」
「ひぃっ!? 私、何も言ってません……」
「もーう、おねえちゃんったら……」
 多分さすがに言ってみただけ、だとは思いますけどね……。

 その後みうちゃん達は、同様に女の子達を服に変えて事情を説明して行きました。
 そしてようやく3人分の服が揃い、みうちゃんの分だけパンツを確保しました。
 みうちゃん達は行く宛ても無く、とりあえず道を進み続けます。
『カチッ』
「うわっ、何か踏んだみたい!?」
 みうちゃんと未来ちゃんは、何かを踏んでしまったようです。
「みゃあー……」
「あら、未来ちゃんが子猫に……魔力を抜かれちゃったのかなぁ。ちょっと未来ちゃんの魔力、みい子が充電しておくねー」
「みうは何か羽根ッ娘になってる……」
 どうやらみうちゃん達は魔力を減らしてしまう罠を踏んだようです。
 未来ちゃんはみい子ちゃんの魔力と合わさって猫精霊となってしまい、みうちゃんは羽根だけ生えてしまったようです。
 みうちゃんは魔力が底を尽きてしまうと小鳥になるので、その影響で羽根が生えたようですね。
「でもこれ、逆に好都合なんじゃ……あ、やっぱり空飛べるよー」
 みうちゃんは空を飛んで、おねえちゃんに嬉しそうに手を振りました。
「みゃあ……」
「みうちゃんいいなー……だってさー」
「未来ちゃんの着てた服、どうしよっかー。あ、みうー、飛んでると下からスカートの中、丸見えだよー?」
「え、わわーーーっ(///」
 みうちゃんは慌ててワンピースのスカートを抑えて、地面へ下りてきました。
 ステッキに跨るのとはまた融通が違い、羽根ッ娘として飛び立つとパンツ丸見えのようですね……。
「おねえちゃん……みうの、見ちゃった?」
「うん、黄色い染みがバッチリとねー」
 みうちゃんはどうやら驚いた反動で、少しちびってしまったようです……。
「じゃあ未来ちゃんの着てたワンピース、一旦替えのパンツに変えちゃおっか」
(え……私、パンツになるの?)
「ごめんねー、お願いします……」
(うぅっ……分かりました)
 みい子ちゃんは魔法を掛けて、女の子を純白の白いパンツに変えました。
 そしてみうちゃんが穿いていたパンツだった子は、武器に変えました。
「はい、みう。じゃあこれを穿いてね。これでもう安心よ」
「何だか申し訳ないけど……ごめんね、パンツにしちゃって」
「みゃあ……」
「パンツが羨ましい……だってさ」
「……未来ちゃんったら;」

「ところでおねえちゃん、魔法少女に羽根ッ娘に猫精霊って……何処かでこの組み合わせ、聞いた事あるような」
「うん、多分気のせいじゃないかなー」
「そうなのかなぁ?」
「みゃあ、みゃあー……」
「やっぱり、ゆいちゃん繋がりなのかなー……だってさー。多分気のせいだと思うけどー」
 3人は良く分からない事を言っていました……。
「みう、ちょっと空から辺りを見渡してみるね」
「うん、お願いだよー」
「あ、向こうに女の子が居るよー」
「じゃあ早速、みい子のパンツになってもらおうかー」
 女の子の元へ行くと、みい子ちゃんは当たり前のように魔法を使って女の子をパンツに変えます。
(え!? 何これ!?)
「あのねー、みい子の為にパンツに」
「おねえちゃん、説明が段々雑になってるよ……それに先に説明してからパンツに変えるべきでは;」
 何だか段々みい子ちゃんも、やっている事がゆいちゃんと変わらなくなりつつあるようです……。

「あー、女の子を色々な物に変えるのって結構楽しいのねー。みい子、病み付きになっちゃうかもー」
 女の子達を物に変えたりして、一通りの身なりを整えて武器を揃えた2人と1匹。
「おねえちゃん、くれぐれもゆいちゃんみたいにならないでね……;」
「みゃあ……」
「みい子さんが心配です……だってさー。大丈夫だよー、今回以外はゆいちゃん以外でやらないと思うからさー」
「ところでおねえちゃん、そろそろお腹空いたね?」
「あ……もしかして、ご飯も女の子達を食べ物に変えないと食べられないのかなー」
「みゃあ……みゃあ」
「さすがにそれは……抵抗ありますね、だってさー。うーん、どうしよっかー」

「あははははー、みい子ちゃん達困ってるー。さてどうするのかな? かな!? これから女の子を食べちゃうのかなー?」
 みうちゃんは公園のベンチの上で本を広げて、皆の困っている様子を楽しんでいました。
 前のページをパラパラめくると、今までの皆の行動が絵で描かれています。
 そして1番最新のページでは、みうちゃん達の物語がリアルタイムで絵描かれて行きます。
「あ、ゆいおしっこしたいなー。ちょっとトイレ行ってこよーっと」
 ゆいちゃんはベンチの上に絵本を放置したまま、おトイレへ行ってしまいました。
「あれ、この本何だろう?」
 その直後、ただならぬ気配を感じたようで時渡町まで来ていた光ちゃん。
 沢山の女の子達が絵本の中に引き込まれて、更にみうちゃん達までも閉じ込められてしまったのです。
 そしてゆいちゃんが魔法で発したドス黒いオーラは、光ちゃんに察知されたようで彼女を引き寄せてしまったようです。
「光、どうしたんだにゃ?」
「ねえリリ、この本の絵ってみうちゃん達に見えない?」
「確かにそう言われるとそんな気がするにゃ。これはもしかして、この本の中にみうちゃん達が閉じ込められているにゃ?」
「え、そうなの!? やはりこのただならぬ気配って……ゆいちゃんのしわざ?」
「あー! 光ちゃーん! ゆいの絵本を返せー!」
 ゆいちゃんがおトイレから戻ってきました。
「やっぱりゆいちゃんだったにゃん」
「って言っても光ちゃんは雑魚だから、別に警戒する必要無かったね☆」
「……私の扱いって;」
「あ、でも精霊が一緒なのね!? ならばゆいだって……あれ」
「何だかゆいちゃんの様子がおかしいにゃん?」
 ゆいちゃんは一体どうしたのでしょうか?
「ゆい、何だか魔法を使おうとする気が起きない……何でなの!?」
「光、良く分からないけどゆいちゃんに魔法で攻撃だにゃ! きっとゆいちゃんを倒せば皆元に戻るにゃ!」
「うん、分かったよ!」
 ゆいちゃんはその場にガクッと膝を着いてしまって、戦意喪失な状態です。
「力が出ない……何で、何でなの!?」
「ゆいちゃんを倒したいなっ♪ えいっ!」
「って光ー! そんな高度な魔法は暴走するに決まってるにゃん!」
『ドカーーーン!』

 例の如く光ちゃんの魔法は暴走しましたとさ……。
 その暴走魔法はもはやゆいちゃんの呪縛をも凌ぎ、本に込められたドス黒いオーラをあっと言う間に取っ払ってしまいました。
「リリ、私分かってたよ? ドジッ娘魔法少女ならドジッ娘なりの戦い方があるでしょ?」
「初めから暴走させる気、満々だったみたいだにゃん……でも暴走魔法は何が起こるか分からないから時に危険だにゃん」
「大体こういうのはヒロイン補正でどうにかなっちゃうでしょー?」
「メタ発言過ぎだにゃん……」
 ゆいちゃんの魔力が抜けた絵本は光を放ち、閉じ込められていた女の子達はそれぞれ元居た場所へ飛ばされて行きました。
「あれ、何か急に元の世界に戻れた……?」
「光ちゃん? もしかして光ちゃんのおかげ?」
「えーとゆいちゃんは……あー、みーつけた! ゆーいちゃん♪」
 魔法少女の3人だけは、光ちゃんの魔力に引き寄せられたようで光ちゃんの場所に出てきました。
「ひぃっ!? みい子ちゃん……ゆい、逃げるもんー!」
「あー、ゆーいちゃん、みい子と遊ぼうよー」
 ゆいちゃんは勝てないと悟ったようで、一目散に逃げて行ってしまいました。
「やれやれ、光の暴走魔法も何だかんだで役に立つのかもしれないにゃん……」
「おねえちゃんより強いのかな……?」
「どうなんだろうねー? あ!? 大変!」
「みうちゃん、どうしたの?」
「私達委員会出てないよー……サボりなんてした事なかったのにー」
「大丈夫よ。おねえちゃんが魔法でどうにかしてあげるからねー」
「うぅっ、ありがとうおねえちゃん」
 その後しばらくの間、4人は和やかにお話をしていました。

「ゆい……どうしてもみい子ちゃんには勝てないのかな。どうすれば勝てるの!? どうすればいいの!?」
 一方その頃、ゆいちゃんの中では悔しさと憎しみの感情が渦巻いていて……彼女の中のドス黒いオーラはますます濃く染まりつつありました。
「桜みい子……絶対いつか倒すんだからー!」
 ゆいちゃんは何だかマジになっているようです。
 何だか嫌な事でも起こりそうな予感がしますが、大丈夫なのでしょうか……?


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  • 最終更新:2018-02-09 20:25:08

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