34.逆転シチュエーション

 魔法少女ゆいちゃん 34.逆転シチュエーション

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「そーいえばみうちゃん達って、魔力が尽きると身体に不具合が起こるのかな!?」
 以前悪魔娘と化したみい子ちゃんを、ゴッドひかりんが元に戻した時の事。
 その際完全に魔力が尽きた光ちゃんは、スライムになってしまいました。
 ゆいちゃんはその時の事を思い出していて、ふと疑問に思ったのです。
「みうちゃんと未来ちゃんも、魔力が尽きたら何かになっちゃうのかな!?」
 ゆいちゃんはとても気になっていました。
「みい子ちゃんも気になるけど、多分みい子ちゃんは魔力が尽きなさそうだよね!?」
 みい子ちゃんも万が一、魔力が尽きれば不具合が起こるかもしれません。
 しかし彼女は物凄い潜在能力を秘めていて、ゆいちゃんの魔法を一切受け付けない程です。
 そんなみい子ちゃんの魔力が尽きる事は、よっぽどの事でもない限り恐らく無いでしょう。
「よーし、早速行動だー☆」
 ゆいちゃんはまた何かしら思い付いたようで、早速2人の元へと向かいました。

「ごろにゃーん♪」
「ねえ未来ちゃん、いい加減みうの膝から下りてくれないかなー……」
「だってー、みうちゃんのひざまくらー、すっごく気持ちいいんだもーん」
「ここ最近の未来ちゃん、本当に子猫みたい……;」
 ぽかぽか陽気の中庭で、ランチタイムのみうちゃんと未来ちゃん。
 途中から未来ちゃんはみうちゃんにベッタリと甘えて、ひざまくらをしてもらっていました。
「そろそろみう、残りのお弁当食べちゃわないと」
「うーん、分かったよー」
「それにしてもおねえちゃんはいいなー。お昼、ろっくんと一緒で」
「なーに? みうちゃんってば私じゃ物足りないの?」
「いや、そういう意味じゃなくってさー。前まではおねえちゃんとろっくんと3人で食べてたから」
 ここ最近はいつゆいちゃんが奇襲してくるか分かりません。
 その為みうちゃんと未来ちゃんは、お昼も極力一緒に居るようにしてます。
「まあ仕方ないよね。みい子さんがろっくんさんを守らないと、ゆいちゃんに巻き込まれちゃうかもしれないものね」
 そんな理由でここ最近みい子ちゃんは、ろっくんと一緒に居ました。
「おねえちゃんいいなー……みうだって、ろっくんの事大好きなのに」
「みうちゃん、大丈夫だよ。売れ残ったら私がもらってあげるからねー」
「未来ちゃん、それは本気で言ってるのかな?;」
 未来ちゃんはみうっちの死後、長い間会えなかった反動なのでしょうか。
 今はみうちゃんと一心同体となったみうっちですが、そんな彼女に対してラブの感情が強まっているようでした。
「みうはろっくんが好きなのにー……あ、おかずが先に終わっちゃった」
「みうちゃん、もう白ご飯しかないの? じゃあこれ使う?」
「え、何か持ってるの?」
「おかか掛けようねー」
 未来ちゃんはお弁当袋から取り出したかつお節を出して、みうちゃんの白ご飯の上にササッと掛けました。
「かつお節って……未来ちゃん、毎日持ってきてるの?;」
「何だか最近、無性に食べたくなる事があって」
「未来ちゃんの猫化が進んでる気がする……」
「ところでみうちゃん、最近めろんぱんは食べないの?」
「未来ちゃんもお弁当だし、みうだけ購買じゃ何か悪いかなって」
「別に私に気を遣わなくてもいいのよ? でもみうちゃんがお弁当だったおかげで、このかつお節が役立ったね」
「未来ちゃんって……おかか色なのかな;」
「気にしない気にしなーい。私、まだちょっと物足りないから菓子パンでも食べようかなー」
「あ、未来ちゃんが菓子パンを隠し持ってた!?」
 そんなこんなで、今日も2人はのほほーんと過ごしていました。

「桜みう! 十時未来!」
「にゃにゃっ!? ゆいちゃん!? やっぱり出てくるのね……!?」
「げっ、ゆいちゃん……!?」
「ゆいも言っておいて何だけど、もうこれテンプレなのかな!?」
 ゆいちゃんの登場により、2人の平和は崩れ去ろうとしていました。
「私、まだ食べ足りないから残りの菓子パン食べようとしてたのに! こんな時に来るなんて!」
「だーってゆい、お昼食べ終わっちゃって暇だったんだもーん。みうちゃん達と遊ぼうかなって☆」
「みう達はすっごく迷惑なんだけどー……」
「みうちゃんそう言わずにさ!? 別にゆい、みうちゃん達をやっつける気なんてないもん☆」
 ゆいちゃんはそう言ってますが……。
「みうちゃん、信じられる? きっとゆいちゃんの罠だよね?」
「うん、ゆいちゃんってこういう子だもんね」
 みうちゃんは慌ててステッキを取り出して、魔法少女の変身準備をしました……が。
「みうちゃん! それステッキじゃなくてお弁当箱のお箸!」
「あ……ドジっちゃった;」
 みうちゃんはお箸を空高く掲げていました……。
「だからー、別に変身しなくてもいいよー。ゆい、本当に何もしないよ!?」
「絶対嘘でしょ……」
「だって良く考えてみればー? ゆいがみうちゃん達に手出しして、結局みい子ちゃんがゆいに報復しに来るんだよ!? ゆいに取ってメリットあるかな? かな!?」
「あ、そっか。結局みう達が倒されても、おねえちゃんが黙ってる訳無いものね」
「それにどうせ魔法か何かで、みうちゃん達だって何度倒されても生き返って元通りでしょ!? ゆいだって、無駄に疲れる事したくないし☆」
「じゃあ何で出てきたのよ……みうちゃん、ゆいちゃんの言う事信じられる?」
「んー、でもゆいちゃんの言う事、確かに筋は通ってるかも……」
 と、みうちゃんは思っているようですが……。
「でも私はやっぱり信用できないよ。みうちゃん、ゆいちゃんに攻撃よ!」
「そ、そうだね!? ゆいちゃんを信じたら、きっと痛い目見るよね!?」
 ゆいちゃんに流されかけたみうちゃんでしたが、未来ちゃんに促されて戦闘態勢へと入ります。
「きっと変身してる余裕は無いね、そのまま攻めるよ!」
「うん、未来ちゃん!」
 未来ちゃんが魔法で援護しながら、みうちゃんはゆいちゃんに魔法攻撃を撃ち込みます。
「うわー危ないなー!? だからゆい、別に何もしないって言ってるのにー!」
 ゆいちゃんはバリアを張ったり、避けたりしてみうちゃんの魔法をかわします。

 そしてそんなやり取りを数時間続けていました。
 本来ならもうとっくにお昼休みは終わっています。
 しかし念の為未来ちゃんは長期戦になりそうと判断して、途中で時間停止の魔法も併用していました。
 今回は2人共魔力をフル使用しています。
「はぁ……はぁ……未来ちゃん、みう疲れた」
「私も……でもダメよ、気を抜いたらきっとゆいちゃんに殺られちゃう」
「そ、そうだよね……」
「ゆい、何もしないって言ってるのにー」
 ゆいちゃんは魔法をかわすのみで、今回は本当に何もしてきません。
「あ、あれ、魔法が出ない……」
「わ、私も……時間停止を維持できない」
「あれれー、2人共魔力が尽きちゃったのかなー? なーんだつまんなーい! じゃあゆい、帰るね☆」
 ゆいちゃんは満足げに帰って行きました。
「結局ゆいちゃん、何しに来たんだろ……って、わわーっ!?」
 みうちゃんの身体は急に小さくなり始め、徐々に人間の姿を失って行きました。
「にゃにゃー!?」
 そしてみうちゃんだけでなく……未来ちゃんも同じです。
 お互いにこれが何を意味するのか、頭の中では分かっていました。
 しかしみうちゃんに取っては初めての経験で、彼女は身体を変化させながら少し戸惑っています。
「ぴー、ぴー……」
「みゃあ……」
 魔力が完全に尽きてしまった2人は、一時的に人型の姿を保てなくなってしまいました。
 魔力が戻るまで、2人はしばらくこの姿のままです。
「みゃあ、みゃあ……」
「ぴぴっ、ぴいー……」
 魔力が尽きてしまってみうちゃんは黄色い小鳥に、未来ちゃんはオレンジ色の子猫になってしまいました。
 みうちゃんはゆいちゃんに強力な魔法を撃ち続けていたのです。
 いくら魔力の高いみうちゃんでもさすがに限界はあり、そして時間停止とみうちゃんの援護をしていた未来ちゃんも同様です。
「みゃあ……みゃあ!」
「ぴっ!? ぴいー!」
 2人……もとい2匹は完全に魔力が尽きているので、意志疎通をできているのかも分かりません。
 しかし様子を見ていると何だかまるで……。
「みゃあ!」
「ぴいーっ!?」
「みゃあ! みゃあーーー!」
「ぴいーーーっ!?」
 未来ちゃんがとても興奮していて、みうちゃんが怯えているようにも見えます。
「みゃあーーー!」
「ぴいーっ!?」
「みゃみゃあー!」
「ぴぴーっ!?」
『パクッ』
「むしゃむしゃ……ゴリゴリ」
 何と子猫になってしまった未来ちゃんが、小鳥になってしまったみうちゃんを捕食したのです。
 小鳥は頭をかじられて骨をバキバキ噛まれて、子猫にごっくんとされてしまいました。
 子猫は目をキラキラさせながら、頭部を失った小鳥にありつきます。
 恐らく相当お腹が空いていたのでしょうか……未来ちゃんは菓子パンを食べそびれて、更に底が尽きる程魔力を使ってしまいました。
 子猫となってしまった未来ちゃんの目には、もはや目の前の小鳥はただのエサでしかないようです。
「むしゃむしゃ……ゴリゴリ。ぺっぺっ」
 砕いた小骨は飲み込み、大きい骨は吐き出し、小鳥はあっと言う間に食べられてしまいました。
 子猫の元には羽根が散らばっていて、嘗て小鳥だった物の残骸しか残っていません。
 そこに元女の子の面影なんて一切無く、子猫も完全に魔力が抜けている為か元女の子の理性なんて全く無いようです。

「へー、みうちゃんは小鳥で未来ちゃんは子猫になっちゃうんだー! それにしても未来ちゃんに食べられちゃうなんて、みうちゃんったらいい気味ねー!」
 ミャンコのタイムスリップ経由により、以前の三色団子の件も無かった事にされています。
 その為ゆいちゃんは、以前の子猫化した未来ちゃんを知らないのでしょう。
「光ちゃんはスライムになったけど、もしかして雑魚だからスライムだったのかな!?」
 恐らく魔力が尽きて人間の姿を保てなくなると、その後なってしまう物には意味があるのかもしれません。
 未来ちゃんは元々ミャンコと暮らしていた為猫好きであり、みうちゃんは小鳥のような小動物的な子で。
「あーほんといい気味☆ 2人が何になるか気になってただけなのに、まさか未来ちゃんがみうちゃんを食べて殺してくれるとはねー!」
「うん、みうちゃんが何だってー?」
「聞いてよーみい子ちゃん! みうちゃんったら小鳥になって子猫になった未来ちゃんに食べられて……って、みい子ちゃん!?」
 ゆいちゃんはみい子ちゃんの存在に気付き、本能的に危機感を感じたようです。
「じゃあゆいちゃんもおいしく食べてあげるねー♪」
「わーっ、ちょっとまっ……!」
 ゆいちゃんはみい子ちゃんの魔法により、あっと言う間にケーキにされてしまいました。
「みうが言ってたけど、ゆいちゃんってケーキとしては最高の素材らしいんだよねー。1度食べてみたかったんだ♪」
 その後みい子ちゃんは、おいしいゆいちゃんケーキを堪能しました。
「ぱくぱく。むしゃむしゃ、ごっくん。うーん、幸せー♪」
 みい子ちゃんに取って、ゆいちゃんケーキはとても最高だったようです。
「みうが殺されちゃったけど、みい子もいい加減慣れないとね……。きっとミャンコさんがどうにかしてくれる筈だもの」
 そして例の如く、ミャンコのタイムスリップ経由で今回も元通りになりましたとさ。


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  • 最終更新:2018-02-09 20:16:49

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