30.バキュームベッド遊び

 魔法少女ゆいちゃん 30.バキュームベッド遊び

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  • R-18 TF 物品化 バキュームベッド リョナ



「全くもーう、影から見てたけどみい子ちゃん酷過ぎ!」
 以前みい子ちゃんにやられたと思ったゆいちゃんですが、彼女はやはり生きていました。
 慌ててスペアの身体へ意識を移して、恐らくそれで生き延びたのでしょう。
「ゆいの身体にあんな事して、更に跡形も無く消しちゃうなんて! ゆいの大事な身体が勿体無いじゃなーい!」
 果たしてゆいちゃんがそれを言える立場なのかどうか、それはともかくとしまして……。
「ゆいは多分、みい子ちゃんには敵わないかなー。でもみうちゃんと未来ちゃんが相手なら……」
 ゆいちゃんも学習したようで、みい子ちゃんには敵わないと悟ったようです。
「そういえばゆい、最近面白い遊び知ったんだよねー! 早速試してみようかな!?」
 ゆいちゃんは上機嫌で、おうちへと帰って行きました。

「よーし、かんせーい☆」
 ゆいちゃんはおうちへ帰ると、魔法でみい子ちゃんそっくりの人形を作りました。
 外見で見れば本物のみい子ちゃんと見分けが付きません。
「本物のみい子ちゃんは今何処かな? かな!?」
 ゆいちゃんは魔法を使って、みい子ちゃんの居場所を調べました。
 するとみい子ちゃんは、同じ学年の男の子と仲良く何処かへお出掛けしていました。
「みい子ちゃんは今、みうちゃんや未来ちゃん達と一緒じゃないのね!? よーし、今がチャンスかな☆」
 ゆいちゃんは早速、みうちゃん達の元へ向かいました。

「みーうちゃん♪」
「なーに? 未来ちゃん」
「にゃんにゃんしよー」
「何かデジャヴじゃないですかー?;」
「気にしない気にしなーい♪」
 今日は委員会の関係で、帰りが遅くなっていたみうちゃん達。
 みうちゃん達は今委員会が終わった所で、教室で帰りの準備をしています。
 そう言えばみうちゃん、何かの委員会に入っていたようですね。
「ごろにゃーん♪」
「ちょ、未来ちゃん……あー、だから未来ちゃんって魔力が尽きると子猫なのかな;」
 久しぶりの2人きりの時間、未来ちゃんはみうちゃんにうんと甘えています。
「桜みうー!」
「げっ、ゆいちゃん!?」
「なっ、いい所だったのに!」
 みうちゃんと未来ちゃんは、慌てて身構えます。
「おねえちゃん居ないけど……未来ちゃん、どうする!?」
「逃げた方がいい……のかな!?」
「あ、みうちゃん達に伝言があって来たんだよね☆ そのみい子ちゃんなんだけどねー、今ゆいのおうちにお邪魔してるんだよー♪」
「え……ゆいちゃんのおうちに居るって、何で!?」
「ま、まさかみい子さん……ゆいちゃんにやられて捕まったの!?」
「未来ちゃんって未来予知が使えるんでしょ!? 嘘だと思うならゆいの家の様子を見てみれば☆ じゃあね!」
「あ、ゆいちゃん……!」
 ゆいちゃんはそう言い残すと、今回は何もしないで帰ってしまいました。

「ゆいちゃん、何で未来ちゃんの能力を知ってるんだろ? 教えてない筈なのに」
「きっと何度も時間を戻しているから、ゆいちゃんの記憶の隅に残って気付かれちゃったのかも」
「なるほどね……ねえ未来ちゃん。未来予知、お願いしてもいい?」
「うん、緊急事態だものね。もちろんよ」
「ところで未来ちゃん、あんまんは欲しい?」
「……私はミャンコじゃないのよ;」
「でも未来ちゃんって、魔力を使うと甘い物が欲しくなるんだよね。後でお礼にでも……」
 未来ちゃんは意識を集中して、未来予知を始めると……少し先の未来が見えました。
「私達がゆいちゃんの部屋に出向いていて……そしてすぐ近くに、手足を縛られて捕まっているみい子さんの姿が……見えた」
「え、本当!? じゃあおねえちゃんは本当にゆいちゃんに捕まったのね!?」
「どうやらそうみたい……魔法少女になったみい子さんならば、大丈夫だと思ったんだけど……過信し過ぎだったのかな」
「未来ちゃん! 急いでゆいちゃんちへ向かおう!」
「うん、もちろんだよ!」
 未来ちゃんは未来予知を最後まで見る事無く、一部だけ見てみうちゃんと教室を後にしました。

「ここがゆいちゃんちなのね?」
「うん、以前ゆいちゃんが熱を出した時に来たからさ」
「じゃあみうちゃん、変身よ」
「うん! 魔法少女になれたらいいな♪」
 みうちゃんはゆいちゃんとの戦いに備えて、魔法少女の姿へ変身しました。
 元々中のみうっちが元地球上最強だったので、みうちゃんは変身しなくても強いのです。
 しかし変身する事によって、みうちゃんの魔力は更に強化されるのです。
「元……と言うのがちょっと悔しいけどね」
「みうちゃん、誰とお話しているの?」
「んー、何となく誰かに何かを言われたような気がして」
「うーん、良く分からないけど……とりあえず乗り込むよ、みうちゃん!」
「うん、未来ちゃん!」

『ピンポーン』
 2人はその後、玄関のインターホンを鳴らしました。
「……一応人様のおうちだもんね。ちゃんとインターホンは鳴らさないとね;」
「うん、不法侵入になっちゃうものね……」
 何とも律儀な2人なのでした……。
「はーい! もしかしてみうちゃん達かな? かな!?」
「ゆいちゃん! おねえちゃんを取り返しに来たよ!」
「私も一緒に来たよ! でもまずは……とりあえずおうち、上げてくれるかな……」
「うん、いいよ☆」
 2人は律儀に家のドアを開けてもらって、ゆいちゃんちに上げてもらいました。
「「お邪魔します……」」
「2人共、遠慮しなくていいからね☆」
 みうちゃん達はゆいちゃんに案内されて、2階にある彼女の部屋へ行きます。

『バタン』
「ゆいのお部屋へようこそ!」
 みうちゃん達はゆいちゃんのお部屋へ入りました。
「さて、では改めて……ゆいちゃん! おねえちゃんは何処に居るの!?」
「みい子ちゃんならここに居るよ☆」
 ゆいちゃんがベッドの上の毛布を退かすと、そこには手足を縛られて身動きが取れないみい子ちゃんが居ました。
「ベッドの上にみい子さんが!」
「おねえちゃん!」
 みい子ちゃんの方を見ていたみうちゃん達。
 彼女が心配で気を取られていたみうちゃん達は、隙だらけの状態でした。
「バキュームベッドになーれ!」
「うわっ! いきなりっ!?」
 みうちゃんは急いでバリアを張りましたが……間に合わず、ゆいちゃんの魔法は未来ちゃんに完全直撃しました。
 みうちゃんの方はバリアを張り掛けていた為、ゆいちゃんの魔法を受けつつも若干ダメージが緩和されたようです。

「未来ちゃん!?」
 みうちゃんが顔を横に向けると、透明な圧縮されたビニールで覆われて板の上で固められてる未来ちゃんの姿が……。
 ビニールは完全に未来ちゃんにピタっと纏わり付いて、顔が凄い無様になったまま身動きが取れなくなっています。
「未来ちゃん、やられちゃったの!?」
 未来ちゃんがやられてしまうと、ミャンコくらいしか時間操作をする事ができません。
 正確には時間操作と言うよりも、過去の世界へとタイムスリップさせる能力です。
 しかし今はそのミャンコも何処か違う所に居るようで、未来ちゃんの危機に恐らく気付いていないです。
「ミャンコ……助けて。って、きっと無理ですよねー……」
 今朝未来ちゃんと一緒に居たミャンコが、「今日はリリちゃんとデートなんだ」と言ってたのを思い出しました。
 あのバカップル精霊の事です、きっと今頃いちゃこらしている事でしょう……。
「あーあ、じわじわやろうと思ったんだけどゆいの魔法、強過ぎたかな!? てへっ☆ 未来ちゃん、そのまま置物になって固まっちゃったね!」
 一方みうちゃんの方は、バリアを張っていた為に難を逃れたようですが……しかし未来ちゃん同様に、板の上に寝かされて透明なビニールで覆われてしまっています。
 まだビニールは圧縮状態でない為、首を動かして未来ちゃんの様子を見る事ができたのです。
 しかし手はピタっと圧縮されてしまっていて、動かす事ができない為……魔法を発動する事ができません。
「ゆいちゃん、これって……バキュームベッド!?」
「あら、みうちゃん知ってたんだー♪ 何だか面白そうな遊びだったから試したくてね☆ これから魔法でビニール内の空気を圧縮したら、みうちゃんはどうなっちゃうかな? かな!?」
「これ……空気穴が全く無い! ねえゆいちゃん、みうを……殺す気?」
「だってみうちゃん、何度もゆいを殺そうとしたでしょ!? 当然の報いじゃない♪」
「それはゆいちゃんが……うー、何を言っても無駄だよねー……」
 みうちゃんは今までの経験から、きっと無駄と思ったようです。
「ねえゆいちゃん、お願い。せめてみうを殺すなら……おねえちゃんは解放して」
「うん、いいよ☆」
「え、本当に!?」
「じゃあ今から、みい子ちゃんの手足の拘束を解くからね☆」
 ゆいちゃんはみい子ちゃんに向かって魔法を使いました。
『ドーン!』
 ゆいちゃんが魔法を撃つと、みい子ちゃんは真っ黒焦げになり……。
「嘘っ、おねえちゃん……!」
「あははははー! みうちゃん良く見て? これね、お人形なんだよ☆」
 ゆいちゃんはみうちゃんに、黒焦げになったみい子ちゃんを見せつけます。
 するとみい子ちゃんに肉や骨は無く、所々人形のパーツらしき物が見えて……。
「え、偽物!? 本物のおねえちゃんじゃなかったの!?」
「みうちゃん達ったら簡単に引っ掛かるんだもん! バッカだよねー☆」
「そ、そんな……みう、一体何の為にここまで」
「ゆいと遊ぶ為だよ☆」

 ゆいちゃんは魔法を使って、少しずつみうちゃんのビニールを圧縮し始めました。
「わわっ、ビニールが少しずつ身体に纏わり付いてくる!」
「ねえみうちゃん、どんな気持ち? バキュームベッド遊び、楽しい!?」
「ゆいちゃん、お願い。みうを助けて……」
「だってみうちゃんを倒さないと、きっとゆいが倒されるでしょ!? 助ける訳無いじゃん☆」
 ゆいちゃんにはやはり、何を言っても無駄なようです。
 その間にもみうちゃんのビニールは、徐々に圧縮率が上がって行きます。

「うぅっ……身動きが取れない」
 魔法少女と言えども、みうちゃんも生身の身体です。
 魔法が使えず酸素も無い状態となると、魔力補正である程度持っても尽きるのは時間の問題です。
(みうちゃん、みい子ちゃんにテレパシーよ! 魔法少女になったみい子ちゃんなら魔力が物凄く強いから、きっとテレパシーができる筈……!)
(おねえちゃんにテレパシー? そんな事ができるの?)
(普通の魔法少女には高度過ぎて無理なんだけど、みうちゃんとみい子ちゃんはお互い魔力が高いから。それに姉妹だから相性も良いし、きっと届く筈よ!)
「みうちゃんどうしたのかなー? 黙っちゃって、もう諦めちゃったのかな!? もっと苦しんでくれないとゆい、つまんないなー」
(おねえちゃん……おねえちゃん! みうを助けて! ゆいちゃんの家でやられちゃいそうなの……! お願い、おねえちゃん……助けて!)
 みうちゃんは必死に頭の中でおねえちゃんの事を想って、言葉を発信しました。
 みうちゃんのテレパシーは、果たしておねえちゃんに届くのでしょうか……。
「うっ……い、息ができない……」
 みうちゃんのビニールは完全に圧縮されてしまって、顔もビニールがピタっと纏わり付いてしまい、物凄く酷い顔になってしまっています。
「あははははー、みうちゃん無様な顔でおもしろーい! せっかくだから記念にこのまま固めちゃえー!」
(逃げようが無い……おねえちゃん……!)
 ゆいちゃんがみうちゃんに魔法を撃つと、みうちゃんはその状態のまま、身体を置物にされて固められてしまいました。
「やったー! 2人を倒したー! ゆいの勝ちー♪ さーて2人の置物はどうしようかな!?」
 ゆいちゃんは2人に勝って、いつも以上に上機嫌です。
「とりあえず壁にでも立て掛けて置こうかな!? みうちゃんと未来ちゃんの無様な顔、いつでも見れるもんね! あーいい気分だー☆」
 2人ともゆいちゃんに敗れてしまい、未来ちゃんの時間逆行もできずミャンコも不在。
 果たしてみうちゃん達は助かるのでしょうか……?


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  • 最終更新:2018-02-09 20:01:46

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