25.おいしい三色団子

 魔法少女ゆいちゃん 25.おいしい三色団子

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  • R-18 TF 食品化 動物化 排泄 うんち



「あれ……ゆい、一体どうしたんだろう」
 ゆいちゃんはいつもの自室で目覚めましたが、何だか今日は様子がおかしいです。
「痛たたた……何だか身体中があちこち痛いなー」
 例えるならばまるで身体全体を踏み潰されたかのような、ゆいちゃんはそんな痛みを感じていました。
「そう言えばゆい……あ、思い出した! 桜みうの姉……桜みい子! ゆい、あの子にやられたんだ」
 ゆいちゃんはやられる時に意識ごと吹っ飛ばされましたが、やられる間際までの記憶を思い出しました。

 未来ちゃんの時間逆行の魔法により、今回ゆいちゃんは意図的に未来ちゃんに蘇らせてもらい……。
 しかし当のゆいちゃん自身は、意識が吹っ飛んだ後の事なのでそこまでは知りません。
 ゆいちゃんはあまりにも強力な魔法少女の為、ゆいちゃんだけは特別だったようです。
 きっとゆいちゃん以外に、今回の時間逆行で記憶を維持している者は他に居ないでしょう。
 ゆいちゃんを蘇らせる為に使った時間逆行だった為か、ゆいちゃんは逆行前の記憶を思い出してしまったのです。
「桜みい子……みうちゃんよりも強いだなんて、あの子一体何者なの!? でも……許さないんだからー!」
 ゆいちゃんはどうやら、みい子ちゃんに復讐をしようと決めたようです。

『キーンコーンカーンコーン』
 その日の私立時渡学園。
 ゆいちゃん以外は時間逆行前の記憶を忘れていて、皆それぞれいつも通りの生活を送っていました。
「ふわーぁ……何だか今日は暖かくて気持ちいいなー」
 ゆいちゃんを倒した事も忘れているみい子ちゃんは暖かい日差しの中、心地良い気持ちで授業を受けていました。
「えへへー、今日は帰ったらバレンタインの準備でチョコを作らなくちゃねー」
 みい子ちゃんは大好きなろっくんと言う男の子にチョコをあげようとしていて、凄く上機嫌だったのです。

 そんな事情もあり、放課後になると今日はろっくんとの帰りの誘いを断りました。
 ろっくんには内緒で手作りチョコを作る為、今日はおうちへ急いで直行したかったのです。
「ねーねーそこのお姉さん♪」
「え、お姉さんってみい子の事?」
「へー、みい子ちゃんって言うんだ!? あたし、ゆいって言うの! 宜しくね!」
 帰路へ着いたみい子ちゃんに、ゆいちゃんが声を掛けました。
(クックック……先手必勝! 桜みい子をチョコケーキにして捻り潰してやるんだからー!)
 ゆいちゃんはポケットからステッキを準備して、魔法を使おうとしました。
「おねえちゃん、危ない!」
「なっ、桜みう!」
 魔法少女姿に変身したみうちゃんと1匹の子猫が現れて、みうちゃんは急いでみい子ちゃんと自分達にバリアを張りました。
(ね? 私の嫌な予感……当たったでしょ?)
「うん、みうっちを信じて良かった……それに未来ちゃんがこうなっていたのも、何だか不振だったもの」
「みゃぁーん……」
 みうちゃんは今までのゆいちゃんとの戦いの経験で、変身しない状態ではゆいちゃんに対抗できないと学習していました。
 魔法少女の姿に変身状態で張られたみうちゃんのバリアは無敵レベルで、ゆいちゃんの魔法すらも何なく跳ね返してしまいます。
「まさかみうちゃんも記憶の維持を!?」
「えっと、記憶の維持って何の事? やっぱり何かしら時間が戻ってるのかな……?」
 みうちゃんはトボけているのではなく、ゆいちゃんと違って本当に前回の記憶を維持していませんでした。
 しかし未来ちゃんの異変に気付いて、恐らく何かしら相当良からぬ事があって時間逆行があったのだと悟ったのです。

 実はみうちゃんと一緒に居るオレンジ色の毛並みをした子猫は、未来ちゃん自身だったのです。
 ゆいちゃんを蘇らせる為に魔力を全て使い切ってしまった未来ちゃんは、一時的に完全に魔力が抜けてしまいました。
 魔力が抜けてしまった事で人間の姿を保つ事ができず、魔力が戻るまでの間子猫になってしまったのです。
「みう、一体何が起こっているの!?」
「おねえちゃん! そのゆいちゃんって子凄く危険なの! きっとおねえちゃんを殺すつもりなの!」
「え、みい子、命を狙われているの!? 何で!?」
「はっきりは分からないけれど……多分、みうのおねえちゃんだから。ゆいちゃんはみうを倒す為、きっとおねえちゃんを狙ったのだと思う……」
 みうちゃんはゆいちゃんとの対立によって、おねえちゃんが巻き込まれてしまったのだと思っていました。
 しかし実際はそうではなく、これは単なるゆいちゃんのみい子ちゃんに対する復讐に過ぎません。
「おねえちゃん、巻き込んじゃってごめん! でも絶対みうが守るから!」
「桜みう! 今回はみうちゃんじゃなくてそっちのみい子ちゃんに用があるの! ゆいの邪魔をしないでくれるかな!?」
「そうはいかないもん! 大事なおねえちゃんが危ない目に遭わされるのに引く訳無いでしょ!」
 みうちゃんはゆいちゃんを倒したいのではありません。
 ただ単にゆいちゃんの悪事を止めたいだけで、今はおねえちゃんを守りたいだけなのです。
 しかしゆいちゃんに取ってみれば、みうちゃんは自分を倒す敵との認識は変わりません。
「退かないならば全員まとめてやっちゃうよ!? どちみちみうちゃんにも散々苦しめられたものね!?」
「みゃあ! みゃあ!」
 未来ちゃんがまるで威嚇するかのように、ゆいちゃんに対して鳴き声を上げます。
 みうちゃんに動じちゃダメ、と言っているかのようです。
 変身しているみうちゃんであれば、「ほぼ」ではなく間違いなく地球上最強の魔法少女。
 未来ちゃんはみうちゃんの魔法少女としての実力を信じていました。
「うるさい子猫ねー。その子猫は何なの? みうちゃんのペット!?」
 ゆいちゃんはどうやら、この子猫が未来ちゃんだと言う事に気付いていないようです。
 ゆいちゃんにはただのうるさい子猫、としか見えていませんでした。
 この未来ちゃんがゆいちゃんの命を救った恩人ですが、当然ゆいちゃんはその事実を知りません。
 そして未来ちゃん自身も魔力の消費で時間逆行には気付いているものの、ゆいちゃんを救ったと言う事実は覚えていません。
(大丈夫、変身している私達ならばバリアを張りながら攻撃魔法だって使えるもの。絶対負ける事は無い!)
 みうっちも今回は大丈夫、と過信していました。

「ゆいちゃんお願い、やめて! みう、ゆいちゃんを倒したい訳じゃないの。何もしなければみうだって何もしないから」
「ははーん、みうちゃんはそう言ってまたゆいを陥れる気ね? みうちゃんの罠でしょ!?」
「ゆいちゃん、何で分かってくれないの? どうしても戦うしかないの……?」
 本当はゆいちゃんと敵対もしなくないし、仲良しになれれば良いと思っているみうちゃん。
 しかしみうちゃんの想いがゆいちゃんに届く事は……永遠に無いのかもしれません。
(みうちゃん、ゆいちゃんには何を言っても無駄なのよ……分かってるでしょ? ゆいちゃんを止めるにはこのまま倒すしかないわ。でないと私達がやられちゃうのよ!?)
「うぅっ……そうだよね、みうっち。魔力も無限じゃないもの。バリアだってずっとは張ってられないものね」
「ねーねーみうちゃん、そのみうっちって誰なの? みうちゃん、何か隠してる!?」
 ゆいちゃんは前々から、みうっちについて気になっていました。
「ゆいちゃんには関係無い! 止めないならば……みうはゆいちゃんを倒す!」
「やっぱりみうちゃんはゆいを倒す気なんだね!? じゃあゆいだって皆まとめてやっちゃうね☆」
 バリアが張られていてびくともしないと知ったゆいちゃんは、何やら意識を集中し始めて……ゆいちゃんからは何だか黒いオーラが出てきました。
(……はっ! あの黒いオーラは!)
「みうっち、何か知ってるの!?」
(みうちゃん! 皆! 逃げて! あの魔法を受けたら皆殺されちゃう!)
「え、え!? みうっちが何かやばいらしいって!? おねえちゃん、未来ちゃん! 逃げないとダメみたいだよ!?」
 みうっちの意思をみい子ちゃんと未来ちゃんに伝えたみうちゃんですが……その間に、ゆいちゃんは黒い魔力の充電を完了させていました。
「ゆいのおやつになってね☆」
 ゆいちゃんはドス黒い大きな魔法を、みうちゃん達に目掛けてぶつけてきました。
(わっ! もう間に合わない!)
「うわーーーっ!」
 ゆいちゃんの放った魔法は、無敵に思えたみうちゃんの最強のバリアをいとも簡単に破ってしまったのです。
 そして2人……と1匹は、あっと言う間にゆいちゃんの放った魔法の餌食となってしまいました。

「みうちゃんにあんな強大なバリアを張れる力があるなんてね。絶対みうちゃんには何か秘密があるみたい……でもいいや☆ みうちゃんもみい子ちゃんも倒せたもんね!」
 物凄い衝撃の光が引くと、そこには綺麗な色の三色団子が姿を現しました。
 上から順番にピンク、黄色、オレンジ色と色取り取りの三色団子でした。
「何だか今日はお団子が食べたい気分だったんだよねー。あははー、皆で一緒に綺麗な三色団子になっちゃったね☆」
 ゆいちゃんは早速お団子を持つと、ピンクのお団子から食べ始めました。
「きっとこれがみい子ちゃんかな!? ピンク色だし桃味かもしれないね!? ん、このお団子凄くおいしーい!」
 どうやら予想通り桃味だったようで、みい子ちゃん団子はゆいちゃん好みの味だったようです。
「次は黄色だけど、これ多分みうちゃんだよね!? 何で黄色になったのかは知らないけど」
 もしかしたらメロンパンが大好きなみうちゃんだから、黄色になったのでしょうか?
「うーんと口の中でぐちゃぐちゃに噛み千切ってあげるからね☆ いっただっきまーす」
 ゆいちゃんはみうちゃん団子を口の中へ入れて、これでもかと細かく噛み千切りましたが……。
「んっ!? な、何これ!? 物凄くしょっぱいし変な味! まるでおしっこみたい……!」
 忘れている人も多いかもしれませんが、みうちゃんはおしっ娘なのです。
 魔法を使う反動で尿漏れを起こしている事もしょっちゅうあるようで……。
「こんな団子なんてペッ! しちゃおうかな!? あ……ごっくん」
 既に細かく噛み千切っていたので、ゆいちゃんは吐き出す前に飲み込んでしまいました。
「うえー、マズいー……最後のオレンジ色のお団子で口直ししないと!」
 ゆいちゃんは最後のお団子、未来ちゃんを口の中へ急いで運びます。
「ん、これオレンジ味だー! こっちはすっごくおいしい! みうちゃんって食べ物になると凄くマズかったんだー……」
 ゆいちゃんは最後のお団子を堪能して、口直しもできた所で満足そうに帰って行きました。

 しかし帰り道の事……。
「うっ、お腹痛い……もしかしてみうちゃんのお団子、お腹に当たったかな!?」
 みうちゃんはお団子になる直前、きっとちびってしまったのでしょう。
 それで恐らく黄色いお団子になってしまったみうちゃん。
 そんなみうちゃんのお団子はきっと品質も良く無かったようで、どうやらゆいちゃんのお腹に当たってしまったようです。
『ぐぎゅるるる』
「う、うんちしたい……」
 街中の綺麗なタイルのアスファルトの上で、ゆいちゃんはうずくまってしまいました。
 トイレや家まではある程度距離があり、更にうずくまってる状態ではいくらゆいちゃんでも魔法が使えません。
「前みたいにおもらししちゃうのだけはやだよー! 仕方ないからここで出しちゃおうかな!?」
 街中にも関わらず、ゆいちゃんはおもらしが我慢できず綺麗なタイルのアスファルトの上で、そのままうんちを出す事にしました。
 ゆいちゃんには相変わらず羞恥心と言う概念がないようで、何処かズレているようです。
「んっ……んんーーーっ!」
 ゆいちゃんがおしりに力を入れて力むと……。
『ぶりぶりぶりっ!』
 みるみるうちにうんちが出てきましたが……そのうんちの色は、先程食べたお団子の色をしていました。
 どうやら食べたお団子が、そのままの色でうんちになったようなのです。
「あーすっきりしたー! あ、紙がないや! どうしよう!? そうだ、どうせならば……」
 排泄を終えたゆいちゃんは、適当に通り掛かった女の子の集団に魔法を使ってティッシュにしました。
 ある程度の量のティッシュを得たゆいちゃんは、まず自分のおしりを拭きます。
 そしてそのティッシュを何重にも重ねて、自分の出したうんちの上にかぶせました。
『グシャッ! グニャグニャ!』
 ゆいちゃんはそのまま何重にもしたティッシュの上から、出したうんちを靴で捻り潰したのです。
「みい子ちゃんもみうちゃんもいいざまね!」
 ゆいちゃんは意識を吹っ飛ばされていて、みい子ちゃんに踏み潰された所までは覚えていません。
 しかし急に思い付いたようで、みい子ちゃんにやられた事と同じ事をやり返していました。
 もしかしたら復活した時、身体が踏まれたかのように痛かったから何となく脳裏を過ぎったのでしょうか……?
 うんちを捻り潰した後ティッシュを退かすと、カラフルなうんちはアスファルトの綺麗なタイルに色が混ざり込んだようになっていました。
「ふー、満足したー! さーってゆいはおうちへかーえろっと!」
 ゆいちゃんはみい子ちゃんへの逆襲を果たして、更にみうちゃんを倒して上機嫌でおうちへ帰りました。

「くんくん……何だかご主人様の気配がする」
 一方その頃、ゆいちゃんが帰った後先程うんちを出した所に1匹の猫みたいな動物が居ました。
「くんくん……このうんち、何故か未来ちゃんの気配が……もしかして未来ちゃんに何かがあったの!?」
 そうなのです、未来ちゃんのペットであるミャンコがたまたま通り掛かったのです。
「これは未来ちゃんなの? ちょっと僕の力で確認を……」
 ミャンコは過去を見る能力を使ってみました。すると……。
「ゆいちゃんと言う魔法少女……そして時間逆行を使った未来ちゃん、食べられてしまってこんな無残な姿に……未来ちゃん、今僕が助けるから!」
 ミャンコはゆいちゃんの出したうんちに魔法を掛けました。
 するとそのうんちは少し時間を遡った過去の世界へとタイムスリップをして……それぞれ元のあるべき姿へと戻ったのです。

 こうして3人は無事に助かりましたが……きっとまたゆいちゃんは立ちはだかる事でしょう。


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  • 最終更新:2018-02-09 17:56:09

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