22.ぬいぐるみうちゃん

 魔法少女ゆいちゃん 22.ぬいぐるみうちゃん

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  • R-18G リョナ TF 物品化



「最近新しいぬいぐるみ、作ってないなー」

かわいい物が好きなゆいちゃん。
彼女はかわいい女の子を見つけては、罪の無い女の子をぬいぐるみにしてお部屋のコレクションに加えていました。

「何処かにかわいい子、居ないかな!?」

ゆいちゃんが廊下を彷徨っていると……。

「あ、ゆいちゃん!」
「げっ、桜みう……」

ゆいちゃんは宿命のライバルである、みうちゃんと出会ってしまったのです。

「ゆいちゃん、かわいい子でも捜してるの?まーた何か良からぬ事でも企んでるんじゃ……」
「みうちゃんには関係ないもーん」
「いや、絶対何か企んでるでしょ?みう、放ってはおけないよ」

みうちゃんはゆいちゃんに問い掛けました。

「で、今回は何がしたいの?できる事ならばみうも協力してあげるから……だから、無闇に関係無い女の子達を殺すのは止めて?」

みうちゃんにしてみれば、別にゆいちゃんを敵視している訳ではありません。
ただ単にみうちゃんは、正義の魔法少女としてゆいちゃんの悪事を食い止めたいだけなのです。
ゆいちゃんが私利私欲で人を殺す事さえしなければ、それで良いと思っているのでしょう。

「きっとみうちゃんの罠ね!?そうやってゆいを陥れようとしても、ゆいは騙されないし☆」
「いや、みうはただ本当に……ゆいちゃんが無闇に誰かを殺さないなら、できる事だったら力になってあげたくて」
「ほんとー?じゃあゆいのお願い、聞いてくれる訳ー?」

ゆいちゃんはみうちゃんにお願いを伝えました。

「ゆい、新しいぬいぐるみが欲しいの!」
「ぬいぐるみ?」
「そう、ぬいぐるみ!それでかわいい女の子居ないかなーって、素材を捜してたんだよねー」
「素材って……ゆいちゃん、女の子達をぬいぐるみにしようとしてたの!?」
「うん、だって欲しいんだもーん☆」
「ゆいちゃん、自分が何やってるか分かってる?それって、女の子達の命を奪っているのと同じなんだよ?」
「何で?ぬいぐるみにしちゃえばもう人間じゃないでしょー?それに一応、意識は残してあげてるもん!」

ゆいちゃんはそんな事を言いましたが……。

「それはそれで……何だか残酷ね。意識を残したまま、ぬいぐるみにしちゃうだなんて……」
「だから命は奪ってないもんねー☆」
「いや、でもねゆいちゃん……ぬいぐるみなんて、いくらでもおもちゃ屋さんとかデパートで売ってるでしょ?」
「えー、何でそんな面倒な事しなくちゃならないのー?買うより作っちゃった方が手っ取り早いじゃーん」
「だから、それだったらみうが買えるように手伝ってあげるから……」

みうちゃんはゆいちゃんにそう言いましたが……。

「もーう、相変わらずみうちゃんは面倒臭いなー!だったらみうちゃんがぬいぐるみになっちゃえー!」
「えっ!?ちょ、そんないきなり」

ゆいちゃんはステッキを取り出して、すぐさまみうちゃんに魔法を掛けました。
さすがにいきなり過ぎて、みうちゃんも予測不能で……もろに魔法を浴びてしまったのです。

「悔しいけどみうちゃんって、かわいいもんね……!ゆい、1度みうちゃんをぬいぐるみにしてみたかったんだ!」
(え、何これ……身動きが取れない……)

ぬいぐるみにされてしまったみうちゃんは、言葉通りもう只のぬいぐるみでしかありません。
当然魔法も使えなくなってしまい、中に存在しているみうっちもろともぬいぐるみにされてしまったのです。
魔法が使えない為、中にみうっちが居てもどうにもなりません。

「あははー、みうちゃんのぬいぐるみ!やっぱり思った通りかわいいなー!」

ゆいちゃんはかわいいぬいぐるみが手に入って、とてもご満悦のようです。

(ねえゆいちゃん……お願い、ちゃんとぬいぐるみ買ってあげるから。元に戻して……)
「みうちゃん以上にかわいいぬいぐるみなんて、そうそう無いでしょー!だからやだもん☆」
(えー……かわいいって言われて何か嬉しいんだけど、凄く複雑だよ……)
「それにみうちゃん、いっつもゆいの邪魔してくるんだもん!何故か色々な物に変化させても、いつの間にか復活してるし……ゆいの記憶も、ちょっと変になってる事あるみたいだし。絶対何かしてるでしょ!?」
(そ、それは……ゆいちゃんには、関係ないでしょ?)

ゆいちゃんは未来ちゃんが時間を戻している事について、何かされていると言う形で薄々と気付いていたみたいです。

「みうちゃん、白状しないと意識も飛ばしちゃうよ☆」

ゆいちゃんはサラッとそんな事を言いました。

(うー……どうしよう。でもどうせゆいちゃん、また今回の事も忘れちゃうだろうし……魔法で時間を戻してるの)
「ふーん、なるほど。それで無かった事にしてたんだ?」
(そう言う訳……だから、いくらみうの事を変化させたって無駄なんだよ。それにゆいちゃんも、いずれまた今回の事を忘れると思う)
「誰かがみうちゃんの手助けをしてるのね?ならばその子もぬいぐるみにしちゃえば……」
(ゆ、ゆいちゃん、それだけは止めて……)

みうちゃんは必死にゆいちゃんへ訴えましたが……。

「ごちゃごちゃウルさいなー。みうちゃんの首、ちょんぎっちゃおー!」
(え、ちょっと、何を言ってるの……?)

ゆいちゃんは適当に通り掛かった女の子をハサミに変化させて、そのハサミでみうちゃんの首をチョン切りました。

(……………!)
「あははははー、みうちゃん喋れないのかなー?痛いのかなー?悶えてるのかなー!?」
(……!………!)

みうちゃんはもうぬいぐるみなので元々喋れませんが、ゆいちゃんにはみうちゃんの心の声が聞こえます。
しかしそのみうちゃんの心の声すらも、もはや言葉になっていませんでした。
首を切られてしまったみうちゃんは、思考を持つ頭部を切り離されてしまって、きっと思考を定める事ができなくなってしまったのでしょう。

「あー、でもせっかくぬいぐるみになったのに。首切って勿体無い事しちゃったかなー。どうせなら……もっと面白い事しちゃえー☆」

ゆいちゃんはチョン切った首元から指を突っ込み、みうちゃんの中のぬいぐるみ綿をむしり取るように取り出します。

「………!」
『ビクン!ビクン!』
「あははははー、何かみうちゃん全体がビクンビクンしておもしろーい☆」

ゆいちゃんはそのまま、中に突っ込んだ指をみうちゃんの中で掻き混ぜて動かします。

『ビクッ!』
「みうちゃんー、今どんな気分!?ぬいぐるみにされて、中身掻き回されて、どんな気分なのかなー♪」

数分程すると、みうちゃんからの反応は全く無くなってしまいました。
これが人間の女の子の姿だったならば、きっと死を意味するのでしょう。
恐らくみうちゃんは、それと同等な目に遭ったのです。

「みうちゃーん?もしもーし?なーんだ、もう動かなくなっちゃった。つまんないのー」

ゆいちゃんはみうちゃんのぬいぐるみをハサミで切り刻み、廊下のゴミ箱にポイッと捨てて行ってしまいました。

「次のかわいい素材捜そーっと!」


「うぅっ……怖かったよぉ……」
「もう、みうちゃんってば……いつも言ってるでしょ?無計画にゆいちゃんに関わるなって」
「だって……」
「あたしだって、毎回時間戻すの大変なんだからね」
「反省してます……」

みうちゃんは未来ちゃんによって、今回もどうにか復活できたのでした。


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  • 最終更新:2018-02-09 17:47:00

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