2.ワンピースな女の子

 魔法少女ゆいちゃん 2.ワンピースな女の子

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 ゆいちゃんの学校では数日後、かなちゃんが行方不明になったと大騒ぎになっていました。
 ゆいちゃんやちかちゃんと仲良しだった、ちょっとドジッ子な女の子のかなちゃん。

 家にも数日帰ってなくて、両親が学校へ連絡を入れたそうなのです。
 それで初めてかなちゃんの失踪が判明したのでした。

「ねえゆいちゃんー、本当にかなちゃんの事知らないのー?」
「ゆいは何も知らないよ?」

 かなちゃんと仲良しだったちかちゃん。
 彼女は最後にかなちゃんと一緒にお弁当を食べた日、ゆいちゃんがかなちゃんを連れ出した事を知っています。
 それでちかちゃんは別にゆいちゃんを疑うつもりは無くても、ゆいちゃんが何か知らないか訊いてみたのです。

「体調不良で早退したって言ってたよねー、でも何でかなちゃんのランドセルが学校にあったままだったのかなー?」
「きっと相当調子悪くて、持ち帰るのを忘れちゃったんじゃない?」
「そうなのかなー、ゆいちゃんはかなちゃんが居なくなって心配じゃないのー?」

 ちかちゃんはゆいちゃんに問い掛けました。

「うーん、かなちゃんはきっと今頃元気にしてるよ」
「そうなのかなー、そうだといいんだけどねーでも心配だよー」
「さっ、そろそろチャイムが鳴るから席に着こうよ☆」

 ゆいちゃんは何故か、かなちゃんのお話をうやむやにしようとしました。

「うんー、それにしてもゆいちゃんってそのスカート、相当お気に入りなんだねー」
「このスカート、ゆいの大事なお気に入りなんだ☆」
「でも毎日そのスカート穿いてる気がするけどー、ちゃんと穿き替えてるー?」
「もちろん大丈夫だよ、ゆいは使い回しなんて嫌だもん☆」

 ゆいちゃんは今日も、ピンクのひらひらした女の子らしいかわいいスカートでした。


 そして授業が始まります。
 小学3年生の授業だからそんな難しくないし、この頃の内容は現役の小学3年生でも簡単に分かる問題が多そうです。
 ゆいちゃんは何だか授業中退屈そうにしていて、授業にあまり集中していない感じでした。

(ねえ、ゆいちゃん……確かに私は何でもするって言ったよ。でもだからって私をスカートにするだなんて)
(何でもするって言葉通りの意味だよね? ならばかなちゃんがスカートでも問題無いよね☆)
(だ、だって私、普通の人間の女の子だったんだよ? それなのにスカートとして穿かれるだけだなんて)

 実は行方不明になったかなちゃんは、ゆいちゃんのスカートにされて彼女に穿かれてしまっていたのです。
 そしてスカートになったかなちゃんは、ちゃんと人間の女の子の時の意識もありました。

(ねえゆいちゃん、私達友達だよね? ちゃんと戻してくれるのよね……)
(えー、ゆい戻し方なんて知らないよー?)
(そんな……何でゆいちゃんが魔法みたいな物を使えるかなんて知らないけど、普通そういう事ができるなら戻せる物じゃないの!?)
(ゆいの魔法は何でもできる訳じゃないし、万能って訳でもないからねー)
(で、でも……じゃあ私、ずっとこのままだったらどうなるの?)

 かなちゃんはスカートにされてしまって、元の女の子に戻れる見込みも無くてかなり不安になっています。

(ボロボロになるまでゆいに穿かれるか、もしくは新しいスカートに換えて捨てられるか、かな?)
(そんな……何で、何でゆいちゃんはお友達に平気でそんな酷い事できるの?)
(えーだってさ、人間なんてこの世にいっぱい溢れてるんだよー。お友達なんてまた作ればいいんだし)
(ゆいちゃんに取ってのお友達って、その程度だったんだ……何だかガッカリだよ)
(別にガッカリでも構わないよ。かなちゃんはゆいのスカートとして穿かれてくれればそれでいいもん☆)

 ゆいちゃんは授業そっちのけで、魔法の力を使ってかなちゃんとテレパシーでお話していました。
 でもそのお話の内容は、どうもかなちゃんに取ってあまり良くなかった内容のようでした。

(ゆいちゃん……せめて、せめてさ、ちかちゃんには何も、しないでよ?)
(えー、そんなのゆいの自由でしょ?)
(だってゆいちゃんはさ、もし急にスカートにされちゃったら嬉しい?)
(ゆいの事を穿けるなんて幸せな子だなー、って思うかな)
(何かゆいちゃんって……根本的な価値観がズレているのかな)

 かなちゃんはテレパシーでゆいちゃんと話しましたが、結局どうにもならなかったようです。


 そしてお昼の後の休み時間の事。

「ゆいちゃーん、お外で遊ぼー」
「うん、いいよ☆」
「何して遊ぶー?」
「ゆいはブランコがいいな☆」
「うん、いいよー」

 ゆいちゃんはちかちゃんと一緒に、無邪気に外へと出て行きました。

「やったー、ブランコ空いてるね☆」
「じゃあ一緒に乗ろー」

 ちかちゃんはゆいちゃんの横のブランコに座りました。

「わーっ、気持ちいいね☆」
「うんー、あ、ゆいちゃんー」
「なーに?」

 ゆいちゃんは勢い良くブランコを揺らし、ちかちゃんは少し控え目に揺らしています。

「あんまり勢い良く揺らすとー、風の勢いでスカートがめくれちゃいそうだよー」
「うん、知ってるよ?」
「ゆいちゃんって、あんまりそういうの気にしないのー?」
「めくれちゃうと何か問題でもあるの?」
「だってあたし達、女の子だよー。男の子にジロジロ見られちゃうよー」

「ふーん、そういう物なのかな」

 ゆいちゃんはちかちゃんに言われて、少しスカートを意識し出したようです。
 でもゆいちゃん自身はブランコの揺らす速度を落とさないし、特に何もしません。

(ねえねえかなちゃん、今の聞いたよね?)
(しっかり聞こえてるわよ……)
(女の子はスカートがめくれちゃうと大変なんだって。ゆいの中が見えないように、しっかり押さえててね☆)
(え、ちょっとゆいちゃん、私自分で身動きもできないのにむちゃくちゃな……)
(気力で中から膨らまないようにできないのー? 役に立たないなら捨てちゃうよ?)

(ゆいちゃん……酷い)

 ゆいちゃんはかなちゃんに対して、テレパシーで容赦無い言葉をぶつけました。
 でもゆいちゃん自身、果たしてそれをあまり良くない事だと自覚しているのかどうかは分かりません。


「ゆいちゃーん、そろそろ別ので遊ばなーい?」
「うん、いいよ☆ 何がいい?」
「じゃああたし、鉄棒やりたーい」
「鉄棒? いいよ☆ あれー、でもちかちゃんはいいの?」
「いいのって何がー?」
「さっきスカートの中が見えちゃうとー、って言ってなかった?」

 ゆいちゃんは鉄棒をするとスカートの中が見えちゃう、と思ったのでしょうか。

「あ、そういえばそうだねー。じゃあどうしようかー」
「でもゆいは鉄棒がいいな☆ せっかくやる気になったんだもん!」
「うーん、そうねー。言い出したのはあたしだしー、じゃあやろうかー」
「わーい楽しみだなあ☆」
「スカートを抑えて回れば大丈夫よねー?」

 ゆいちゃんとかなちゃんは、鉄棒の場所へと向かって行きました。

(と言う訳でかなちゃん、スカートの役目宜しくね☆)
(また私に抑えろって言うの?)
(うん、だって女の子はスカートがめくれちゃうとダメだってちかちゃんが)
(でも私にだってどうすればいいか分からないのよ……スカートになるなんて初めてなのよ)
(人間何事も経験が大事だよ☆)
(ゆいちゃんは私の事、本当に人間として見てる? スカートなんだし何もしようがないよ……)
(うーん、今のかなちゃんはただのゆいのスカートだねー!)

 ゆいちゃんはどうやら、かなちゃんの事をただのスカートとしか見ていないようでした。

「じゃあやろっか☆」
「うんー。ゆいちゃんは何ができるー?」
「ゆいね、逆上がりやりたい!」

 ゆいちゃんはそう言って、ちかちゃんよりお先に逆上がりをやり始めました。
 ゆいちゃんは回って鉄棒で逆さ状態になりましたが、不思議とスカートがめくれません。

「わーゆいちゃんすごーい、あんな逆さだったのにどうやってスカート抑えたのー?」
「えーと、気力かな☆」
「すごいねー、じゃああたしもやってみるー。前回りするねー」

 ちかちゃんも鉄棒に手を掛けて、前回りをやり始めました。
 するとちかちゃんのワンピース型スカートは、ふわっと一瞬めくれて真っ白なパンツが見えました。

「スカート、大丈夫だったかなー」

 ちかちゃん本人にはめくれていたかどうか、分からなかったようです。

「きっと大丈夫だよ☆ じゃあどんどん回ろ!」
「うんー、できるだけやろうー」

 ゆいちゃんとちかちゃんは暫く回りました。
 ゆいちゃんはスカートの中を晒す事無く、そしてちかちゃんは白いパンツをちらつかせながら。


「おいあっちの鉄棒見てみろよ、女の子達がスカートで鉄棒してるぜ」
「うひょー、ワンピースの子パンツ見えてるじゃーん」
「こんな光景を見ないなんてきっと一生後悔するかもしれないぞ」

 ゆいちゃん達の周りには、いつの間にか男の子達が集まってちょっとしたプチギャラリーになっていました。

「ねえゆいちゃーん、何だかあたし達見られてないー?」
「見られてるね、別に気にする事ないんじゃない?」
「で、でもー」

 ちかちゃんは大分気にしているようです。

「あっちのワンピースの子、凄いかわいいよな……パンツが」
「うんうん、分かる分かる」
「どうやらちかちゃんって言う名前らしいぞ」

 男の子達はどうやら、ちかちゃんの方にばかり注目しているようです。

(ねえかなちゃーん、何でちかちゃんばかり注目されているのかなー?)
(えーと、そ、それは……)
(ちかちゃんのお洋服の方がかわいいのかな?)

 ゆいちゃんはかなちゃんとお話をしながら逆上がりをやりました。

「あっ!」

 ゆいちゃんはかなちゃんとのお話で一瞬集中が切れたようで、着地に失敗して尻もちを付いてしまいました。

「あーあ、スカートが砂で汚れちゃった」
「ゆいちゃん大丈夫ー? 手で軽くはたけばいいと思うよー」
「えー、でもゆいは汚れのできちゃったスカートはやだなー」
「うーん、じゃあどうするー?」
「ねえちかちゃん、ゆいね、とってもいい事思い付いちゃった!」

 ゆいちゃんはそう言って、ちかちゃんの手を引きました。

「男の子さん達ー、すぐ戻るからここで待っててね☆」
「え、ゆいちゃん何処行くのー?」

 ゆいちゃんはギャラリーの男の子達にそう言い残して、校舎の中の女子トイレへと行ってしまいました。


「えーと、ゆいちゃんおトイレ行きたかったのー?」
「スカートが汚れちゃったから、どうにかしようと思って☆」
「あ、お水で洗うのかなー? でも乾かすまで穿けなくなっちゃうよー」
「そうだよ、だから洗ったりはしないよ?」
「えー、じゃあどうするのー?」

「こうするんだよ☆」

 ゆいちゃんはスカートのポケットから棒みたいな物……マジカルステッキを取り出しました。
 そしてぶつぶつ言い始めるとステッキは大きく伸びて行き、魔法少女が持っていそうな大きさになりました。

「ちかちゃんのかわいいワンピースが欲しいな☆ えいっ!」

 ゆいちゃんはステッキをちかちゃんに向けて、先端から出た光線がちかちゃんを直撃しました。

「えっ……なにー!?」

 光線がちかちゃんに当たると、彼女の身体は少しずつ小さく縮んで行きます。
 そして光線の光が治まると、少し煙を立てながらちかちゃんのかわいいワンピースが姿を現しました。
 もちろんさっきまで居たちかちゃんの姿は、その場に跡形もなくありませんでした。

「やったー☆ ちかちゃんと同じワンピースだー!」
(ちょっとゆいちゃん……どういうつもり!? ちかちゃんにまで魔法を使うだなんて……)
「砂で薄汚れたスカートのかなちゃん、何か用かなー?」
(ゆいちゃん……あなた人として最低よ。お友達をこうも簡単に物に変えちゃうだなんて……)
「ゆいは人として最低なの? じゃあさ、ゆいが人じゃなければ最低じゃないんだよね☆」
(えっ、それって一体どういう意味)

「薄汚れたスカートはもう用無しだね☆ こんなかわいいワンピースが手に入ったんだもん!」
(えっ、ゆいちゃん……ま、まさか)

 ゆいちゃんはピンクのひらひらしたかわいいスカートを、スルスルとその場で脱ぎ始めました。

「用無しの汚いスカートは捨てちゃえー☆」
(ちょ、ゆいちゃ……!)

 ゆいちゃんはトイレの窓から手を出して、そこからスカートを外に投げ捨ててしまいました。
 投げ捨てられたかなちゃんの声は、それっきりもう聞こえてきませんでした。

「えへへ☆ ちかちゃんのかわいいワンピースだー! 宜しくね、ちかちゃん☆」

 ゆいちゃんはワンピースに着替えてご満悦になると、トイレを後にして再び鉄棒の所へ向かって行きました。

「これでゆいも注目されて人気者になれるかな!?」

 ゆいちゃんはちかちゃんが注目されていた理由を、かわいいワンピースを着ていたからと思っていたようです。
 それでゆいちゃん、ちかちゃんのわいいワンピースが欲しくなったみたいです。
 かわいいワンピース……ちかちゃんを着たゆいちゃんは、その後鉄棒で沢山回って男の子達に注目されました。

 しかしゆいちゃん本人は、主にパンツで注目されていたと知る由もありませんでした。


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  • 最終更新:2018-02-09 15:59:59

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