1.スカートな女の子

 魔法少女ゆいちゃん 1.スカートな女の子

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  • TF 衣類化



 新学期、小学3年生になった女の子達。
 赤いランドセルで学校へ通うのにもすっかり慣れたかわいい女の子達が、教室で好きな事のお話をして息投合していました。

 仲良くお話をしている3人の女の子はゆいちゃんとかなちゃんとちかちゃん。
 3人の女の子は初めてクラスで一緒になったけれど、すっかりと打ち解けて仲良しになりました。


 それから数日後の事。

 この女の子達の学校では給食費の滞納が問題になっていて、基本的にお昼はお弁当持参です。
 そしてお昼休みの時間内であれば、何処でお弁当を食べるのも自由です。

 3人の女の子達はその日、校庭の中庭の椅子に座って仲良くお弁当を食べていました。
 ゆいちゃんが真ん中に座って、その左右にかなちゃんとちかちゃん。

 ゆいちゃんはちょっと不思議な女の子。
 時々不思議チックなお話をしたり、何を考えているのか分からない時があります。

 かなちゃんは少しドジッ子な女の子。
 たまーにドジをしてクラスの皆に迷惑を掛けてしまう事もあります。

 ちかちゃんはのほほんとした女の子。
 常ににこにこしている感じで、何事も穏やかに片付けてくれる感じです。

 そんな3人が仲良くお話をしながらお食事です。

「ねえゆいちゃん、そのスカート凄くかわいいね」

 かなちゃんがゆいちゃんに言いました。

「え、ほんと? ありがと☆ これすっごくお気に入りのスカートなのよ」
「ゆいちゃんいいなー、あたしもそういうの欲しいなー」

 ちかちゃんは羨ましがっているようです。

「えー、ちかちゃんのワンピースだってかわいいじゃなーい」
「え、そうかなー? えへへー」

 私服なので格好にも特徴のある3人。
 ゆいちゃんはかわいらしい服に、女の子らしいピンクのひらひらなスカートを穿いています。
 かなちゃんはシンプルな感じの無難な服に、チェック柄のスカートです。
 そしてちかちゃんは、ワンピース型のお洋服でスカートをひらひらさせています。

「まだ時間大丈夫かな?」
「うん、あと30分以上は時間あるよー」

 中庭の時計を見て、3人はお昼の残り時間を確認しました。

「さて私は牛乳を飲もうかなー」

 かなちゃんが紙パックタイプの牛乳を手に取りました。
 そしてストローを刺した直後……かなちゃんはドジを発動して、牛乳パックを手離してしまいました。

「わーっ!」
「きゃっ!」

 かなちゃんが叫び、ゆいちゃんは驚きました。

「あららー、ゆいちゃん大丈夫ー?」

 ちかちゃんがゆいちゃんの心配をします。
 ゆいちゃんのかわいらしいピンクのスカートは、牛乳がこぼれて白い染みで汚れてしまいました。

「あ……ゆいちゃん、ごめん」
「あーあ、ゆいのスカートこんなに汚れちゃった。かなちゃんどうする?」

 かなちゃんは少し困った顔をしつつも、自分がやってしまった事に責任を持とうと思ったようです。

「わ、私がゆいちゃんのスカートをどうにかするよ」
「えー、でもかなちゃん大丈夫なのー? スカートって買うと高いしクリーニングも高いよー」
「でも私が汚しちゃったんだし、私がきちんと責任を取らなくちゃ」
「かなちゃん、ゆいのこのスカート凄くお気に入りだったの。何でもしてくれる?」
「何でも、うん。ゆいちゃんのスカートの為なら何でもするよ」
「かなちゃんありがと☆ ちょっと一緒にこっち来て♪」

 ゆいちゃんはかなちゃんの腕を引っ張って、校舎の裏の方へ連れ出してしまいました。

「えーと、2人はおトイレにでも行ったのかなー?」

 その場に残されたちかちゃんは、のほほんと2人の様子を見届けていました。


 裏に連れて来られたかなちゃん。

「ねえゆいちゃん、何でこんな所に連れ出したの? スカートならお母さんに相談して弁償するから」
「それじゃあダメなのよ、スカートって高いしお母さんを巻き添えにする訳にはね」
「で、でもそれしか方法が……」
「ゆいは今、新しいスカートが無いとダメなのよ。それに方法ならあるんだよ☆」
「え、一体どんな方法があるって言うの?」

 ゆいちゃんはポケットから何か棒みたいな物を取り出すと、何やら1人でぶつぶつ言っています。
 するとみるみるうちにその棒が大きくなって、それはまるで魔法少女のステッキのようでした。

「ゆいちゃん? それ一体何なの?」
「かなちゃんは知る必要ないよ☆」
「えーと……それでどんな方法なの?」

 かなちゃんが再び尋ねると、ゆいちゃんはかなちゃんに向かってニコッと笑いました。

「かなちゃんが代わりにゆいのスカートになっちゃえばいいのよ。えいっ!」
「え……わーっ!?」

 ゆいちゃんがステッキのような物をかなちゃんに向けると、先端から光線みたいな物が出ました。
 そのビームがかなちゃんを直撃します。

「やったー、ゆいのと同じスカートだ☆」

 かなちゃんの居た場所からは少し煙が立っていて、そこにはゆいちゃんのと全く同じスカートがありました。

「よーし、早速新しいスカートに穿き替えるの☆ ありがとう、かなちゃん!」

 ゆいちゃんは校舎裏で人目が無いのを良い事に、そのままその場でスカートを穿き替えてしまいました。
 少なくともさっきまではかなちゃんと言う女の子がその場に居ましたが、今はそのかなちゃんでさえも居ません。

「この脱いだスカートどうしようかな、うーん……きったないから捨てちゃえ☆」

 ゆいちゃんは脱いだスカートを、木の茂みに捨てて行きました。
 それにしてもゆいちゃんは一体、この捨てたスカートを何処で手に入れたのでしょうか。

「スカートなんて、ゆいの力でいくらでも手に入るもんね☆」

 ゆいちゃんはその場を後にしました。


「あれーゆいちゃん、かなちゃんはー?」
「え、かなちゃん? 何か調子が悪くなったみたいで早退したよ☆」
「えー、そうなのー?」
「うん、だから心配しなくてもいいからね」
「でもかなちゃん、お弁当箱もそのままに早退しちゃったのかなー」

 ちかちゃんはかなちゃんの食べ掛けのお弁当を見て言いました。

「お弁当箱と牛乳はゆいが片付けておくよ!」
「んー、じゃあお願いだよー。ところでゆいちゃーん」
「ん、どうしたの?」
「スカート、もう新しくなったんだー?」
「うん、ちょっと裏で染みを落として来たんだ☆」

 ちかちゃんはゆいちゃんのスカートを見て、その完璧な染みの落ち具合に感心しているようです。

「せっかくのかわいいひらひらスカートだし、やっぱり汚れの無い方がいいよねー」
「うん、そうだねー☆ ちかちゃんもスカート、汚さないように気を付けようね」
「そうだねー」

 その後2人は、残り時間まで仲良くお話しながらお弁当を食べました。


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  • 最終更新:2018-02-09 15:56:54

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