第7話:幼なじみ

 幼なじみなう 第7話:幼なじみ

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みう「2人はもう気付いているよね……もう誰も傷付けたくないし、偽りたくもない。だからこれから2人にお話するからね」

みう「おにいちゃんもおねえちゃんも……2人の入れ替わりの事は気付いているからもう無理しないで?」

みい子「みうちゃん……」
六「やっぱり知っていたんだね……」

みう「これでようやくみうも、本当のおねえちゃんに対しておねえちゃんって呼べるかな?」

みう「今まで気付かない振りをしていて……偽っていてとても辛かった。もう1人の私……私の中に居る未宇の為にも、最初は協力するつもりでいたんだよ?」

みい子「そうなんだ……未宇ちゃんはみうちゃんに気付かれないようにしてたみたいだけど。みうちゃんは中に居る未宇ちゃんには気付いていたの?」
みう「気付くも何も、ね。物心付いた時からずっと知っていたのよ」

みう「昨日みうがお部屋でぶつぶつ言ってたのは、中の私とお話していたの。みうも初めて伝えたから……中の私も驚いていたんだよ」

みい子「そうだったんだ……と言う事はもしかして……みうちゃんは何故未宇ちゃんが僕達を入れ替えたのか。もしかしたらその理由とかは……それも知っているの?」
みう「うん、勿論知っているよ。だからその事についてもお話したい」

六「未宇さんは一体なんの為にみい子達を……?」
みい子「あと僕達が入れ替わりを隠していたのは、みうちゃんや周りにばれると戻れなくなるかもしれないって」

みい子「そしてみうちゃんに知られたら、みうちゃん自身もおかしくなるかもしれないと聞いてたから。だから本当に申し訳無かったけれど……みうちゃんには打ち明けられなかったんだ」

みう「うん、分かってる、分かってるよ。みうもそれは知っていたから大丈夫だよ。打ち明けられないで2人だけで抱え込ませて……2人をとても傷付けてしまったね」

みう「おねえちゃんあの時の帰り道、泣いてたもんね……本当にごめんなさい」

六「みう……いいのよ、こうして本当の事がお話できたならば」
みう「うん、ごめんなさいおねえちゃん……実はね、周りやみうに2人の事がばれてしまっても……何も問題は無いんだ」

六「えーっ!?」
みい子「そ、そうだったの!? 僕達の今までの頑張りは一体……」

みう「もう2人を無理させたくないし、みう自身が偽るのも嫌だ。これ以上誰も傷付けたくないもの……」

六「何ともならない事にみうは気付いていたのよね? 何で今まで黙っていたの?」
みい子「うん、ばれても問題無いと分かっていれば、最初から僕達は……」

みう「分かってる。だからこの事は……直接中の私にお話させるよ」

みう「私は一旦引っ込むから……中の私、出て来ていいよ。2人に偽りなく……ちゃんと正直に全てをお話するんだよ?」


未宇「お二人さん……こんにちは」
六「未宇さん……なの?」
未宇「うん、そうよ。相変わらずみい子ちゃんは、最後までさん付けなのね」

六「うぅっ……姿はみうだけど、やっぱりいつものみうとは違う感じがして」

未宇「確かにそうなのよ。私はみうちゃんとは違う存在……でも、そんな私でもみうちゃんはもう1人の自分、一心同体と言ってくれたんだ」

未宇「それがとても嬉しくて……正直2人の事を入れ替えちゃって、申し訳無かったとも思ってるの」

みい子「未宇ちゃん……それで僕達を入れ替えた理由って?」
未宇「うん、みうちゃんの事が大好きだったから……みうちゃんを大事にしたいから。だからこそ……だからこそ、その為には2人を入れ替えるしかなかった」

みい子「大事にしたいのに入れ替えたってどういう事……? 結果的にみうちゃんは、僕達の心配とかで傷付いてるようにも思えるけど……」
未宇「みうちゃんはもう12歳になっちゃったのよ。以前の魔法少女の説明は覚えてる?」

六「魔法少女……? 未宇ちゃんが夢の中で、ろっくんにお話してた事?」
未宇「うん、人間の女の子は12歳になると、魔法少女になる事ができるってお話」

未宇「みうちゃんは只の人間だけど、でも中の私は魔法が使えた星に居た女の子なの。だから魔法も使えるし、それについては現に2人を入れ替えている事で信じれるよね?」

みい子「うん、未宇ちゃんの存在……そして僕達の入れ替わり」
六「そうだね、みい子も信じる事はできるよ」

未宇「みうちゃんは只の人間だけど……私が中に居ると、みうちゃんの身体に魔力が巡っちゃうの」

未宇「みうちゃんが魔法少女ならばまだ良いの。でも中に居るだけの私に、みうちゃんを魔法少女にする力は無い。仮にあったとしても、みうちゃんがその運命を受け入れるかどうか……私が中に居る為の勝手な都合だもん」

未宇「みうちゃんが12歳になったから、中の私がみうちゃんの身体で魔法を使えるようになったんだ。それで現に2人を夢世界へ連れ込んで、入れ替えてしまう事もできたんだ」

未宇「でもこのままみうちゃんの中の私を放っておくと……みうちゃんには不具合が生じちゃうの」

みい子「不具合?」
六「それはどういう事なの……?」

未宇「みうちゃんに2人の事がばれたらみうちゃんがおかしくなる、その事は嘘だったの……」

未宇「でもね、このまま放っておくと、中の私が放出する魔力がみうちゃんの身体を巡って。それでみうちゃんの身体に不具合が出てしまう、そのお話は本当なの……」

みい子「何で……何で嘘なんか付いたりしたの?」

未宇「それはね……順を追ってお話するよ。まずはみうちゃんの身体の事だけどね」

未宇「12歳になったみうちゃんの身体は、12歳で魔法少女になる事ができるお話の通りで。私の星の技術を受け取れれば、魔法少女になる事ができるの」

未宇「それで私はみうちゃんの中に留まっている存在で……そして元は魔法が使えた別の星の女の子。今の私の肉体はみうちゃんであると同然、でもみうちゃんは只の人間」

未宇「私は魔法が使えて当たり前の星に居たから、魔力が常に巡っていてそれを抑える事ができないの。だからね、2人を入れ替えたりして定期的に魔力を放出させないと……」

未宇「只の人間であるみうちゃんの身体に魔力が巡り過ぎてしまうと、耐えられなくなってしまう。魔法少女でもない普通の人間の身体に魔力が巡るのって、とても大変な事なんだ」

みい子「それが僕達を入れ替えた理由……」
六「なるほど……じゃあ全てはみうの為に」

未宇「でもそれだけじゃないの。2人を入れ替えた理由……それにはまだ続きがあるの」

みい子「続き?」

未宇「うん、私はみうちゃんの身体に転生してしまって……その中には先に元のみうちゃんだって居たのに」

未宇「私自身望んだ事でも無いし、何故別の星の私が地球人のみうちゃんになってしまったのか。それは私には分からない……でもみうちゃんと一緒になれた事、それは私の運命だったのかもしれない」

未宇「極力元のみうちゃんには迷惑を掛けないようにする為に……私はみうちゃんの中で大人しくしていたの。みうちゃんを錯乱させないように、みうちゃんに気付かれないように……」

未宇「でも無駄な努力だったかな。昨日みうちゃんにずっと前から気付いてたって言われちゃったもん、あははっ……」

未宇「私はみうちゃんの事がとても大好きよ。とても大好きだからこそ……みうちゃんに負担は掛けたくなかった。だからみうちゃんの意思を抑えてまで表に出る事も、あんまりしないでいて……」

未宇「だけどみうちゃんが12歳になり、私の出す魔力がみうちゃんの身体に巡るようになってしまって」

未宇「このままじゃみうちゃんが危ないから、私も動かざるを得なくなってしまった。そしてこの状況を打開するにはどうすれば良いか……みうちゃんの身体を使わせてもらってひっそりと調べたりもした」

未宇「ただ、今思えばもしかしたら、それも全部みうちゃんに知られていたのかもね……」

未宇「みうちゃんの中に留まる事しかできなかった私、でもみうちゃんに迷惑は掛けたくない。それで私は調べた結果、とある解決法がある事を知ったんだ」

六「とある解決法?」

未宇「うん、それはね……元のみうちゃんの存在を極限までに強める事。極端に言ってしまえば……みうちゃんに対する愛の感情ね」

六「愛の感情……」

未宇「みい子ちゃんはみうちゃんの事を大好きだよね?」
六「うん、とても大好きよ」
未宇「でもそれは姉妹として?」

六「今まではそうだった。姉妹としての大好きだったけど……でも最近は何だかおかしくて」

未宇「今は恋愛感情としての好き、だよね?」
六「うん、そうなの……」
未宇「それが私の狙いだったの。みうちゃんを恋愛感情としておねえちゃんに好きにならせる事」

六「やっぱりみい子のみうに対する好きはラブだったんだ……」

未宇「でもね、それは私のせいでみい子ちゃんに芽生えた"偽りの気持ち"なの。みうちゃんは偽りの気持ちだと言う事を分かっていたから……だから告白を断った」

未宇「それと、私の計画を妨害する為……それで受け入れなかったんだよ」

未宇「最初からみうちゃんは2人の中身に気付いてた。だからね、みい子ちゃんの事が嫌いで断った訳じゃないんだよ? それは分かってあげて……お願い」

六「大丈夫よ、みうはそんな酷い子じゃないもん……みい子には分かるよ」
みい子「良かったね、みーちゃん。ところで未宇ちゃんの計画って……?」

未宇「みうちゃんを恋愛感情で好きにさせるには、2人を入れ替えるしかなかった」

未宇「何故なら……ろっくんはみい子ちゃんが好き、みい子ちゃんもろっくんが好き。ライクや姉妹としての好きはあるけど……そこにみうちゃんへのラブの感情は無い」

未宇「でもね、みうを救う為にはみうへのラブの感情が必要だった」

未宇「それで2人を入れ替えて……男の子になったみい子ちゃんは男の子に順応すると共にね。"男の子の気持ちとして"、姉妹の時とは違うみうへの感情が芽生える事を狙ったの」

六「じゃあみい子の今のみうへの気持ちは……」

未宇「私が入れ替えた事によって、私が意図的に作らせた気持ち」

未宇「男の子の身体だからみい子ちゃんに芽生えてしまった気持ちであって、本当のみい子ちゃんとしては"偽りの気持ち"なの……」

未宇「私が周りにばらすとまずいとか、みうちゃんにばれると大変な事になると言ったのは……みい子ちゃんの中に、みうちゃんへのラブを芽生えさせる為の只の時間稼ぎだったの……ごめんなさい」

未宇「お互い身体の性の違いを強く認識して、みい子ちゃんが男の子の身体に順応出来て来た頃、みうちゃんへのラブの感情が芽生える事を狙っての時間稼ぎだった」

未宇「でも妹さんに会えない寂しさもあってか、意外とラブの感情が早く芽生えて私もビックリだったのよ」

みい子「まだ入れ替わってから1週間程だものね……」
六「それでみい子の中にラブの気持ちを芽生えさせて……みうの存在を強くしたかったんだ?」
未宇「うん、ろっくんはみい子ちゃんもみうちゃんも大好きだけれど」

未宇「でも2人を恋愛の対象としては見ていなかったようだよね? あくまでみい子ちゃんはただの幼なじみ、みうちゃんはその妹さんと言うだけで」

みい子「た、確かにそうだけど……」

未宇「ろっくんは優しいものね。万が一、みい子ちゃんとみうちゃんの2人がろっくんを好きだったら……どっちか片方だけを選んで、片方を傷付けるなんて事は絶対にできないものね?」

未宇「だからそんなろっくんに、みうちゃんへのラブの気持ちを芽生えさせるのは難しかった。仮にラブが芽生えたところで、ろっくんなら幼なじみだしみい子ちゃんへの想いの方が強くなるかなって」

未宇「だからね、2人を入れ替えてみい子ちゃんを男の子の身体にして……みい子ちゃんにやってもらうしかなかった」

未宇「2人には沢山嘘を付いてしまって……そして私のせいで色々と傷付けてしまって。更にみうちゃんにも負担を掛けたり傷付けたりしてしまった……本当にごめんなさい」

未宇「昨日も女子トイレへ行ってろっくんとお話しようと思ったのよ……でもね、あの時はみうちゃんの意思に制止されてしまったみたいで……」

みい子「昨日トイレで僕の事をみうちゃんが呼んだけど……でも外へ出てみたら居なかったのはそういう事だったんだ」

未宇「うん、きっとみうちゃんはあの時点では、まだ気持ちの整理が付いてなかったのだと思う。でも昨日ろっくんがお話を聞いてくれたから……」

未宇「泣いてすっきりして、一気にもやもやを飛ばせたみたいだね。それで決心できたのかな」

みい子「そうだったんだ……みうちゃんも色々と大変だったんだね」
六「みう……良く頑張ったね」

未宇「こんな嘘だらけで偽りだらけの私だけれど……それでもまだ私の言う事、信じられる?」

みい子「僕は……信じるよ。信じなければ何も変わらないもの」
六「みい子も信じれるよ。だってお話を聞いてるとみうの為を想って、と言うのが良く分かるもの」

未宇「ありがとう……こんな私を信じてくれて」

未宇「じゃあ信じてもらえる前提で最後までお話するけどね……みうちゃんは私の計画に気付いて、色々と妨害をしてたんだ」

六「みうが……妨害?」

未宇「うん、悪い気持ちや悪戯でやった訳ではないんだよ。でもね……私に取っては物凄く不都合だったの。それに私はみうちゃんが私の存在に気付いている事自体、その時はまだ知らなかったから」

未宇「だからみうちゃんとお話をして、相談をする事もできなかった」

みい子「なるほど……それでその妨害と言うのは?」
未宇「みうちゃんは2人の正体に気付いている素振りを見せていたよね?」
みい子「うん、何となくみうちゃんは気付いてるのかなとは思っていたよ」
六「でもあの時はまだばれたらダメ、と思っていたから……」
みい子「だからばれてるかもしれない、と思いつつ必死に誤魔化したんだよね」

未宇「そうなのよ、その2人に探りを入れた行為こそがみうちゃんの妨害なの」

六「探りが……妨害?」
未宇「うん、私がみうちゃんに正体をばらしちゃまずい、と言ったのはさっきも言ったよね。みい子ちゃんに男の子として、みうちゃんへのラブを芽生えさせる為の単なる時間稼ぎ」

未宇「でもみうちゃんはね、そのみい子ちゃんのラブの感情を妨害しようとしたの」

未宇「私が正体がばれたらまずい、と言ったのをどうも逆手に取ったようでね……2人にみうちゃんにばれるんじゃないのか、と思わせて焦らそうとしたようで」

みい子「一体何の為に……?」

未宇「みうちゃんはね、2人を焦らせる事で2人の仲をより親密にしたかったんだ。私と違ってみうちゃんは、ろっくんとみい子ちゃんの間でラブを芽生えさせたかったみたい」

未宇「みうちゃんは妹さんだもん……おねえちゃんの気持ちをずっと知っていたから」

六「みう……」

未宇「だからこそ、みい子ちゃんに偽りの気持ちなんか抱いてほしくなかったみたい。それにおねえちゃんに幸せになって欲しいし、嘘の感情で傷付けたくない意図もあったようね」

未宇「2人の間で焦って相談などをさせて、よりお互いを親密にさせようとして……」

未宇「身体の違う状況でもお互いの男女を意識させて、それで2人に恋愛感情を持たせようとして。それでみうちゃんは、自分に対するみい子ちゃんのラブの感情を妨害してた」

未宇「私も計画がダメになってしまうかも、と思っていたけれど……でもプールの時、みうちゃんも付き添ったのが逆に私に取っては好都合になったわ」

未宇「みい子ちゃんが溺れてみうちゃんがみい子ちゃんを助けて……その事でみい子ちゃんは妹の大事さを再認識、更に自分が今は男の子の身体である事」

未宇「それがきっかけとなって、みうちゃんへのラブの感情が芽生えたんだもの」

六「うん、それでみい子はみうを更に大好きになったよ」

未宇「だけどみうちゃんは……それでもまだ抵抗を続けたの。2人にボロが出てるよ、と告げて……完全に入れ替わりに気付いている事を打ち明けたも同然」

未宇「みうちゃんに取っては、みい子ちゃんの告白をきっかけに大勝負に出た訳ね」

未宇「みうちゃんはみい子ちゃんを傷付けたくなかった。だから告白を断る、と言うパターンを避けたかったみたい……」

未宇「でも私の計画でこういう流れになってしまって、結局みい子ちゃんはみうちゃんに告白。私に取っては好都合だったけど、みうちゃんに取っては……皆を傷付けてしまったよね」

未宇「でも私にはこうする以外方法が無かったの……」

未宇「みうちゃんは最後の抵抗として、2人の正体に気付いてる事を知らせた上で、それでみい子ちゃんの告白を断ったんだ……」

未宇「そうすればみい子ちゃん的には、中身を知られてるから断られたんだで済むものね。ろっくんとしてのみい子ちゃんの告白を断ったのではなくて」

未宇「これだったら中身に気付かれてて姉妹だから断られた、で済むものね。そうだったならばみうちゃんが断るのは当然だし、できる限りおねえちゃんを傷付けないようにしたのだろうね」

六「みう……そうだったんだ。ごめんね、私、偽りの気持ちなのに自分の事ばかり……気持ちが抑えられなかったからって自分勝手な事ばかりして……」

六「本当にダメなお姉ちゃんでごめんね、みうの気持ちも知らないで……」

みい子「みーちゃん……みーちゃんが悪い訳じゃないよ」
六「ろっくん……ありがと」
未宇「そうなのよ、あくまで悪いのは私だけなの……」

みい子「もちろん、未宇ちゃんも……悪くはない」
未宇「何で? 何でろっくんはこんな時にもそう言えるの? どう考えても悪いのは私なのに……私を庇いたいだけなの?」

未宇「もし只庇いたいだけならば、私の事なんかどうでも」

みい子「未宇ちゃん、僕達は最初に言ったよね? 未宇ちゃんを"信じる"って。きっと何か訳があった事くらい分かってるもの」

六「うん、そうだよ。結果的には色々と傷付いたり、みうも辛い思いをしたかもしれない。でもさ……それはみうの為なんでしょ?」

六「ならばお姉ちゃんとして……むしろそれは感謝するべき事なんだよ」

未宇「2人共……ありがとう、ありがとう。ぐすっ……」
六「あわわっ、未宇さん……大丈夫!?」
未宇「ごめんねっ、こんな私なのに2人が優しいから……思わず涙が」

六「未宇さんってもしかして、みうと同じで割りと泣き虫さん?」
未宇「同じ身体で一心同体みたいだから……そうなのかも、ぐすっ。こんな泣き顔なんて見せてもどうしようもないから……私、一旦戻るね」

みう「まあ大体はこんな感じなんだけど……ぐすっ、ぐすっ」

みう「中の私がみうの身体のまま泣き顔で戻っちゃったから……みうまで涙が止まらなくてどうしよう……ぐすん」

みい子「えーといつものみうちゃん?」
六「みうなんだね?」

みう「うん……ご、ごめんね。今涙どうにかするから……」
みい子「大丈夫だよ、止まるまで待つから」
六「うん、無理しないでゆっくりで大丈夫だからね。みう」

みう「2人共ありがと……」


みい子「みうちゃん、落ち着いた?」
みう「うん、涙も止まったし……もう大丈夫だよ」

みう「全くもう未宇ちゃんったら……泣き虫でどうしようもないんだから。せめて戻るなら、涙をどうにかしてから戻ってほしいよもう」
六「みうだって泣き虫さんなのにー?」

みう「お、おねえちゃん……もうっ(///」

みい子「えーとそれで後は……他に未宇ちゃんがお話したい事はあるのかな?」
六「うん、そうだね……」
みう「後はそうだね……みうの身体も負担になっちゃうみたいだから、残りはみうがお話するね」

みい子「あ、そういえば未宇ちゃんは、僕達を戻す為には魔力を蓄えないとダメだから、今すぐは無理って言ってたけど」

みい子「結局僕とみーちゃんの入れ替わりを戻す事はできるの………? さすがにずっとこのままだと、僕達も困っちゃうから」
六「そういえば魔力を溜める筈なのに、逆に定期的に放出しなくちゃって未宇さんはさっき言ってたよね?」

みう「あ、それはね……それも中の私の嘘で、単なる時間稼ぎに過ぎなかったんだ」

みう「魔力を蓄える事にしておいて、おねえちゃんが私を好きになるようにする為の時間稼ぎ。本当は常に中の私が魔力を作っているし、元に戻す事なんてすぐできたんだよ?」

みい子「そうだったの……?」
六「じゃあみい子達を元に戻す事はできるんだね!?」
みう「うん、大丈夫……な、筈なんだけど」

みい子「大丈夫な筈、と言うのは……?」

みう「中の私が言ったように、みうは2人と同じ普通の人間だものね。元に戻す為の魔法は、中の私の意思でないと使う事はできないのよ」

みう「中の私はまだ私の事を妨害して阻止しようとするかもだから、2人をきちんと戻してくれるか……」
六「な、なるほど……でもみい子は未宇さんを信じたい」

未宇(みうちゃん、大丈夫よ……ちゃんと2人は元に戻すから)

みう「どうやら大丈夫みたいだね、未宇ちゃんはちゃんと戻すと言っているから」
みい子「良かった……未宇ちゃん、僕も信じてたよ」

六「未宇さんはそんな酷い人なんかじゃないものね。あ、でも未宇さん……もしできれば。私達を戻すのはもう数日経ってから、がいいかな……?」
みい子「えっ、みーちゃん……何で?」

六「だ、だって……生理、辛いんだもの」
みい子「……え、えーっと、ま、まあそうだよね……僕も痛い程分かったけど」

みい子「でも戻れるのに僕がいつまでも代わりをしててもいいのかな……早く戻らないと、僕だってまたみーちゃんの身体を見る機会が増えちゃうかもだし……」

六「大丈夫、みい子……ろっくんになら見られても、いいよ……(///」

みう「2人共みうを差し置いて熱いねー……やっぱり、おにいちゃんにはおねえちゃんの方がお似合いよね」
六「あ、みう、ごめんね。ありがとう」
みう「お互いの気持ちが分かって、おにいちゃんとおねえちゃんは付き合っちゃったりするのかなぁ」

六「ろ、ろっくんとみい子が……付き合うだなんて(///」
みい子「み、みーちゃん……(///」

みう「おねえちゃん良かったね、本当に本当に……ろっくんと両想いで……ぐすっ、あ、あれっ」
六「みう……どうしたの? また涙が」
みう「ど、どうしてだろう、みうだってこれを望んでいたし、おねえちゃんには幸せになって欲しいのに……」

みう「な、なのにどうして涙が出てくるんだろう……み、みう、もう泣き虫さんなんてやだよ……おにいちゃんがおねえちゃんを好きで両想いでいい筈なのに……ぐすっ、うわあーーーーーん!」

六「みう……そ、そうだよね、みうもろっくんの事が……」
みい子「やっぱりそうだったんだね……みうちゃん、良く聞いて。僕とみーちゃんは付き合わないし、これからもずっとこのままだよ」

みい子「だから今後も……僕は2人と仲良くしたいし、どっちも傷付けたくなんかないんだ」

みう「お、おにいひゃん……ほ、ほんとうひ……?」
みい子「うん、大丈夫だから。僕に取ってはみーちゃんもみうちゃんも大事だもの」

六「……そうね、みうだって私の大事な大事な自慢の妹だもの。私だけ自分勝手な気持ちで幸せになって、みうにだけ辛い思いなんてさせられない」

六「みうが不幸になるくらいなら……私は今までの関係でいつまでも居られる方がいいよ」

みう「ぐすっ、ぐすっ……おにいひゃん……おねえひゃん……」
六「よしよしみう、だから大丈夫だよ……落ち着こ?」
みい子「ゆっくりでいいからね」

みう「うん………ありがとっ」


みい子「落ち着いたかな?」
みう「ごめんねっ、おにいちゃん……おねえちゃん」
六「いいのよ、みう。こっちこそ……みうを傷付けるような事言って」

みう「大丈夫……みう、いつまでも泣き虫さんなんてやだもん。強い子になるから……」

六「あれっ……みう、何だか身体、少しおかしくない?」
みい子「そういえば……何だか身体が少し光ってる感じ、だよね?」

みう「えっ……こ、これは一体……何?」

未宇「大変っ! みうちゃんが……危ない!」
みい子「み、未宇ちゃん……!?」
六「みうが危ないって……どういう事!?」

未宇「沢山泣いて身体が不安定になっちゃったから……中の私が出す魔力の負担もあって、きっとみうちゃんの身体が耐えられなくなってしまったのよ……!」

未宇「このままだと、みうちゃんのこの身体はどうなってしまうか……!」

みい子「えーっ!? みうちゃん……どうなっちゃうの!?」
六「ま、まさか……死んじゃうんじゃ!!」
未宇「大丈夫よ! 私が早急に今、全魔力を使って2人を元に戻すから」

みう「ダメーーーッ! それは絶対にダメなのっ!」

みい子「みうちゃん!?」
六「えっ、未宇さんなのに……みうなの!?」

未宇「この身体が不安定になり過ぎているから……きっと2人一緒に出て来れるようになっちゃったのね。でもみうちゃん、そうしないとこのままじゃみうちゃんはどうなっちゃうか……」

みう「みうなんかどうなってもいい! だからお願い……消えないで! 未宇ちゃん!!」

六「えっ、未宇さんが消えるって……どういう事!?」
みい子「消えちゃうって一体……」

未宇「そう、それこそが私の計画……みうを救う唯一の方法なの。みうちゃんへラブの感情を注いで存在を強くすれば……みうの中の私は消える事ができるのよ」

未宇「みうちゃんの存在意義が強くなって、私の存在意義が弱くなってしまえば……私がそうやってみうちゃんの中から出て行けば、みうちゃんは救われるの」

みう「だ、だめぇー! 未宇ー!!」

未宇「でも万が一それが失敗した時、もう1つ方法があった事を後から知ったの。みうちゃんの身体に不具合が起こる前触れがあった時……私が全魔力を放出しきる事」

未宇「そうすれば魔力を消耗しきってしまった私は、消えて無くなる事ができるのよ」

みい子「消えて……無くなる?」
六「そ、それって、つまり……死!?」

みう「あなたは私と一心同体なの! ずっと一緒なの! だから……居なくならないでぇ!」

未宇「みうちゃん……こんな私を守ろうとしてくれて……本当にありがとう」

未宇「みうちゃんの優しさは消えてしまっても、きっと一生忘れないよ。だってみうちゃんは……私に取っても、もう1人の私同然だもの!」

みう「未宇ー! やだぁ! 居なくなっちゃやだーっ!」

みい子「だからみうちゃんは未宇ちゃんの妨害を……」
六「未宇さんを消さないようにする為に、自分を犠牲にしてまでみうは……」
みい子「で、でもこのままだと、みうちゃんがおかしくなるか未宇ちゃんが消えちゃうんでしょ!?」
六「ど、どうにかする方法は無いの……!?」

未宇「急がないとっ! じゃあ2人を戻すから、2人共ここに並んで」
みう「おにいちゃんおねえちゃんダメーッ! 未宇が消えちゃう!!」

みい子「ど、どうすれば……」
六「みうの身体だってもう危ないんでしょ!?」

みう「未宇が死ぬくらいなら私が死ぬからっ! だから未宇は死なないでっ!」

みい子「ど、どうしよう……何か方法は無いの!?」
六「みうか未宇さんか……ダメッ! 私にはどっちかだなんて選べないよっ!」

くう「良かったっ、間に合ったのね!」

みい子・六「「くーちゃん!?」」
くう「未来、急いでっ! 早くしないと大変よ!」
未来「うん、おねえちゃん!」

みう「未来ちゃんっ! 良かった間に合ったんだね……」
未来「みうちゃん、さあこれを受け取ってーーーっ!」

みい子・六「「未来ちゃんが何かをみうちゃんに投げた……?」」

みう「きちんとキャッチしないと……おっとっと、確かに受け取ったよ未来ちゃん!」

みい子「みうちゃんの身体の光が……治まった!?」
六「えっ、何でくーちゃんと未来ちゃんが……そ、それにみうは……どういう事!?」

未宇「みうちゃんの身体……魔法少女になってる!? 一体あなたは……」

未来「私の星の技術、みうちゃんに渡したコンパクトに詰め込むのに時間が掛かっちゃって……でもどうにかみうちゃんの身体が耐えられなくなる前に間に合って良かった」

未来「もし間に合ってなかったら、今頃みうちゃんかみうっちは……」

未宇「みうっち……!? はっ、あ、あなたはもしかして……」
未来「お久し振りね、みうっち。私の事……思い出した?」
未宇「私が地球人になってしまう前……幼なじみだった未来ちゃんなの!?」

未来「地球人に転生したりで、記憶が一部飛んでいたようね。だから今まではみうちゃんの中から見てても、私が分からなかったんでしょ?」

未来「でもみうっちがきちんと思い出してくれたみたいで……私も良かったよ!」

みい子「え、えーとこれは一体……」
六「どういう事で果たして何が起きているやら……」

くう「六君、みいちゃん、大変だったね……未来から全部聞いたんだよ」
みい子・六「「未来ちゃんから……?」」

くう「うん、だからあたしね、みうちゃんの身体が大変になったのに気付いて……慌てて今、未来を呼んで来たんだよ!? 間に合って良かったよ本当に」

みう「未来ちゃん……おねえさんもありがとう」

みい子・六「「未来ちゃんって一体……」」
みう「うん、実はね……ついさっき、お昼前の出来事なのだけれど」


みう「未来ちゃんは何者なの?」

未来「うふふっ、きっとみうちゃんが思ってる通りよ?」
みう「じゃあまさか……それに中の私の事も知ってるって事は……」

未来「うん、みうちゃんの中の人は嘗て、私と幼なじみだった仲良しの女の子。そして私は、その幼なじみを救う為に……地球まで追い掛けて来たのよ」

未来「色々あったけど未宇ちゃん……いや、みうっちの魂の居場所を突き止めてね」

みう「私の中の人……みうっちって言うの?」
未来「うん、名前はみうちゃんと同じ読みで未宇ちゃんなんだよ」
みう「みうっち……それがもう1人の中の私なんだね」

未来「それでみうちゃん、色々と困っているんだよね?」

みう「未来ちゃんは……一体何処まで知ってるの?」
未来「私は魔法が使える星から来た魔法少女だから……大体はお見通しなのよ。でも魔法の能力って、人によって異なったりするんだけれどね」

未来「私の魔法は未来予知ができるの、それで未来予知で色々と知ったわ」

みう「未来予知……?」
未来「うん、その力を使って、地球に居るみうちゃんと言う1人の女の子を見つけた。そして未来予知で、みうっちがみうちゃんの中に居る事も分かった」

未来「更にみうっちが何をやろうとしているのか、それでみうちゃんが困っている事もね」

みう「全部知ってたんだ……」
未来「地球では魔法なんて無いものね、私達は地球人に取って、少し未来人みたいな存在なのかな。でも私の星って魔法が使えて当たり前の星だからさ」

未来「私みたいな魔法少女からすれば、こんなのは朝飯前なのよ」

みう「未来ちゃんは……それでみうに近付いて来たの?」
未来「正直なところ……そうなんだ。でもさ、みうちゃんとも仲良くなれたのは純粋に嬉しいのよ。その気持ちは偽りの気持ちでも何でもなく、本当に純粋な嬉しい気持ち」

未来「私達、出会った時からもう友達でしょ?」

みう「そうだよね……未来ちゃん、ありがとう。でも未来ちゃん……何で今まで黙っていたの?」
未来「それはね……きっと、みうちゃんがみうっちに色々黙っていたのと同じ理由よ?」

みう「……なるほどね」

未来「で、みうっちが消えてしまわないで、尚且つみうちゃんの身体も保つようにするにはね」

未来「恐らく方法は1つ……みうちゃん自身が魔法少女になるしかないの。私の星の技術を私から受け取れば、それで2人共救われるわ」

未来「でも1度魔法少女になったら、もう身体から魔力を抜く事はできなくなってしまうわ。これからずっと魔法少女としてやって行かなくちゃならないの」

みう「大丈夫だよ、みう……みうっちさんを守る為なら、それくらいどうって事ないよ!」
未来「ありがとうみうちゃん。きっとみうちゃんなら決心してくれると思ってたよ。じゃあ私は今日の放課後、コンパクトに私の星の技術を詰めるから」

みう「うん、それってどのくらい掛かるのかな?」
未来「そうね……ある程度は掛かる筈だけど、私も技術を詰めるのは初めてだからはっきりは……」

みう「未来ちゃんの未来予知で分からないの?」
未来「ごめんねみうちゃん、魔法も完璧じゃないんだ……見える物と見えない物があって」

みう「そうなんだ……何でも完璧でやりたい放題って訳では無いんだね」

みう「ところで未来ちゃん、今の話……私の中に居るみうっちにも聞かれちゃったんじゃ」
未来「大丈夫よ、昨日みうちゃんはみうっちと初めてお話をしたでしょ?」

未来「みうっちは今、昨日の中から語り掛けた負担が今になって回って来てるみたいだから。意思を回復する為に、みうちゃんの中でぐっすりと眠っているわ」
みう「あ、どおりでやけに中の私が静かだと思ったら……」

未来「だから大丈夫よ、今日の放課後に私が魔力のコンパクトを作れば問題無いわ」
みう「ありがとう、未来ちゃん……」

みう「あ、ところでさ……放課後おにいちゃんとおねえちゃんにお話しなくちゃなんだけど。私、どうすればいいのかな……きちんとお話できるかどうか不安で」
未来「うーん、そうだね……その事はまたお昼休みにでも、お昼を食べながらお話しよ?」

みう「うん、ありがとう未来ちゃん」

みう「そういえば未来ちゃん、いつもみうっておにいちゃんとおねえちゃんでお昼だったから。未来ちゃんとお昼を食べるのは、何だかんだで初めてかな?」
未来「うん、そうだね。私、みうちゃんが魔法少女になるの楽しみだなー」

みう「えっ、そ、そうかな? えへへっ!」


みう「こういう訳だったの」

みい子「未来ちゃんがまさか、未宇ちゃんと同じ星の女の子だったなんて……」
六「驚いたね……くーちゃんはその事、知ってたの?」

くう「違う星の女の子とまでは最初、分からなかったよ。でもね……未来が本当の妹じゃない事は薄々気付いてた。だってね、あたし……小さい頃から未来と一緒に居た記憶が全然無いんだもん」

くう「でも気付けば、未来はあたしの妹としてそこに居たの」

未来「魔法でちょこっと色々情報操作してね……地球に着てから、おねえちゃんに色々と運命を感じたから。だから今のおねえちゃんを選んで……私も正解だったし、おねえちゃんに会えて嬉しかった」

未来「でも小さい頃一緒じゃなかったと分かってたなんて、やはり魔法も完璧じゃないのね」

くう「魔法ってあたしには正直分からない面もあるけれどさ。でもあんまり完璧過ぎて何でもありだったら、きっと人生つまらないと思うよ?」
未来「うん、そうだね。だからやっぱり粗などはあるのかもね」

くう「そして未来……事情はどうであっても、未来はいつまでもあたしの大事な妹よ」
未来「おねえちゃん……うん、おねえちゃんだって、いつまでも私の大事なおねえちゃんだもん」

みい子「良かったね、2人共」
六「皆が皆幸せで人との繋がりを大事にできて……そして色々と拗れなくて本当に良かったよ」

くう「うん、あたしもみうちゃんとみうっちさんが助かって本当に良かった」

くう「それに2人の入れ替わりやみうちゃんの事、未来が魔法少女で別の星の女の子と聞いた時は驚いたけど。どうにか無事に事が済んだようで本当に良かったよ。何よりも皆幸せが1番だね」

未宇「未来ちゃん……皆、本当にありがとう。私もみうちゃんも救ってくれて」
みう「未来ちゃんには本当に感謝だよ。さてと最後は……入れ替わってるおにいちゃんとおねえちゃんを戻さないとね」
未来「実は私の魔法でも戻す事はできたのだけど……ここはみうちゃんにお願いしようかな?」

みう「魔法少女に成り立てのみうの最初の魔法だからね。おにいちゃん、おねえちゃん、2人共みうの前に並んで?」

みい子「ようやく戻れるんだね……」
六「本当に良かった……みう、お願いね」

みう「じゃあ今から元に戻すからねっ。えーと呪文は……2人が元の身体に戻れたらいいな♪ えいっ!」

くう「光がっ……ま、眩しい!!」
未来「みうちゃんの最初の魔法……成功したかな?」

みう「2人共……身体はどう?」
六「僕の身体……戻ってる!」
みい子「みい子の身体だ……やっと戻れたー!」

未来「ようやくこれで全部片付いたね」
未宇「皆のおかげだよ……で、でも、私これからどうすればいいのかな? みうちゃんが魔法少女になっても、私は中から出られないようだし……」

みう「みうっちとみうは一心同体でしょ? またみうと一緒に頑張ろ?」
未宇「……うん、そうだね、ありがとう」

未来「1つの身体に2人が居る、精神同居な魔法少女の誕生かな」
みう「あははっ、きっとそんな魔法少女、何処を探しても私達くらいかもしれないねー」

未宇「これから魔法少女として頑張ろうね……みうちゃん、改めて宜しくね!」
みう「うん、みうの方こそこれからもずっとずっと一緒だよ、宜しくね!」
未宇「あと未来ちゃんもね、一緒に魔法少女、頑張れるといいね!」
未来「そうだね、一緒に頑張って行こうね」

みい子「あ、あのー……魔法少女ってそんな簡単になれるものなの?」
未来「私の星の技術を受け取る事さえできればなれるけど」

みい子「み、みい子も……ちょっとやってみたいかも……」

みう「えーっ、ドジで天然なおねえちゃんに魔法少女なんてできるのかなー?」
みい子「あーっ、みうったらもう酷いんだからー! ぷんぷん!」

六「あははははー……」
くう「ま、まあ確かにみいちゃんは少し天然だよね……」
みい子「もうっ、くーちゃんまで……」

未来「みい子さんごめんね、でも私の技術はみうちゃんが受け取っちゃったから……」

未来「私と同じ星の女の子が他に地球へ来れたりでもすればともかく、私がもう魔法少女の技術を作るのは無理なの。大きくなればできるかもしれないけど……今の私だとみうちゃんの分で精一杯だったみたい」

みう「おねえちゃん残念だったねー」
みい子「そんなーみうだけずるいよー! 何だか魔法少女なんてやたらかっこいいし……」

六「そういえば光ちゃん……小さい頃会った隣町の女の子が居たよね」
みい子「そういえば確か、魔法少女になりたいって言ってたけど……今頃元気かな?」
六「意外と本当にみうちゃんみたいに魔法少女になれてたりして?」

みう「光ちゃん……懐かしいね。みうと同じ同級生さんだったよね」

みう「いつか光ちゃんに魔法少女になれた事……教えてあげたいな。欲を言えば、光ちゃんと一緒に魔法少女でもできれば最高なんだけどね」

未来「そうだね、仲間は多い方が楽しいものね。私もこれからはみうっちと一緒に頑張れるかな? 私達、大事な幼なじみ同士だものね」
未宇「うん、一緒に頑張ろうね、未来ちゃん! みうちゃん!」

六「僕とみーちゃんも、ずっとずっと大事な幼なじみだね。これからもずっとね」
みい子「うん……私だけみうを差し置いて幸せになんてなれないもの。だからこれからも、ずっと幼なじみとして……宜しくね、ろっくん」

六「うん、勿論だよ。みーちゃん!」


あとがき

 作品の読み始めは、幼なじみってろっくんとみーちゃんの事かと思います。
 しかし実はみうっちと未来ちゃんも幼なじみと言う事で、最後になってこのキーワードが重要となりました。

 このお話を始動したのは2010年頃で、2018年現在となっては結構前の作品です。
 改訂版ではないので誤字脱字チェック以外当時の粗など残ってますが、どうかご容赦いただけると助かります。
 特に最終話以外見直し過程でキャラのセリフ文章を繋げたので、異常に長くなっているセリフもありますね……。

 最終話だけは改訂版で作り直さないと修正対応無理です、すみません……。

 みうちゃんは作中、時々入れ替わりを知らないような言動を取る事もありました。
 しかしそれはみうっちに聞こえるようにわざと言った事で、最初から全て知っていたのですね。
 自分は何も知らないと思わせる為に、そういう行動を取っていたようです。

 もしキャラを気に入っていただけましたら、是非共通キャラの登場する別シリーズも宜しくお願いします。
 尚、一部読者の中で有名な私のゆいちゃんシリーズでは、この作品出生キャラも多く登場しています。

 一部の展開については、魔法少女 The Rebootで補足させていただきました。

 この作品にはパラレル展開なスピンオフもありますので、是非そちらも触れていただけますと幸いです。
 3人による複数入れ替わり、ろっくんがみうちゃんになってみうっちとやり取りする展開になります。

 最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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  • 最終更新:2018-02-10 00:49:18

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